オーエル3 (ページ2)

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翔「あ、おかえり。一緒だったんだ？」

和「そー、デートして帰ってきた」

翔「デート？！」

和「そー、デート」

「してないから笑」

クフフ、と笑いながらにのは靴を脱ぎ2階に上がっていく

私としてはかなり重い話を聞いた後で、
気持ちも何となくどんよりしていたけど、
話した張本人のにのは帰って早々翔くんに冗談を言う

やっぱりにのって不思議..

翔「どした？」

「ん？あ、ううん何でもない」

不思議そうな顔で見てる翔くんに笑って誤魔化していると

智「あ、Aおかえり～」

お風呂上がりらしく濡れた髪をタオルで拭いてる大野くんがお風呂場から出てきてふにゃっと笑った

「.....」

智「..ん？」

「.....ただいま」

智「..お、おかえり？」

きょとんとしてる大野くんの横を通って私も部屋に上がった

だって、わかんない

あんな話を聞いた後で、どうやって大野くんと接すればいいのか

わたしが複雑な気持ちになる必要なんてないのに...

にのは今まで、どんな思いで大野くんと栞さんを見てきたんだろう

智「.....」

翔「何かあった?」

智「へ?」

翔「や、なんか今A変だったから」

智「..やっぱ?」

翔「..うん笑」

智「なんもない....と思う」

私は栞さんのことが大好きだ

でもにののことも好きで、

みんなが願う幸せは、

一体どこにあるんだろう

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智「もしもし？あぁ..夕方なら平気だと思う。うん、じゃあ明日」

私の知らないところで、

翔「水曜ね。..了解。大丈夫だよ俺もいるから」

それぞれの歯車は

潤「ん、わかった。12時車で行くから準備しといて」

ゆっくりと回っているのかもしれない