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俺が彼女と2回目に会ったのは、





喫茶店だった





職業柄外で時間を潰す時はコーヒーを飲める所が多い





その日も相葉さんと待ち合わせをしてて、でも仕事で遅れるだかなんだかで1時間くらい暇になって、入った喫茶店に彼女はいた







栞「あれ!二宮さん?」







先に気づいたのは彼女だった






和「あ、ユウカの...」






栞、と言う名前はすぐにでた

1日も忘れたことなんてなかったし






でも、それもなんか気持ち悪いと思われそうなのでユウカの...といった






俺の胸はガキみたいにドキドキしてて、彼女が名前を覚えていたことが単純に嬉しかった






俺も単純なのね...






和「何してるんですか」


栞「駿のお迎え、ちょっと早く来ちゃったから..二宮さんは?」


和「俺も待ち合わせてんすけど、ちょっと相手が遅れるみたいで」


栞「そっか、じゃあ良かったら..」







柔らかく笑った彼女がさしたのは自分の隣の席




え、なにこれ

ユウカの仕業か?
って



自分の前で起きてることが信じられなかった





そこからは俺の仕事の話や駿の話、ユウカの話や家の話をした






栞「そっか、じゃあ今度二宮さんのコーヒー飲ませてくださいね?あ、高いかな笑」


和「ふふっ、高いっすよ?笑」







なんて冗談みたいな会話も

また次も会える気がして嬉しかったんだ






コーヒーを混ぜる時の伏せた目


長い睫毛


ほんのりと赤い頰も分かるのは彼女の色の白さのおかげだろう


胸たらいまで伸びたダークブラウンの髪はクルクルと巻かれていて、ほんのり石鹸の香りがした






その一つ一つが俺の胸を擽る







そんな彼女を見て、


ただこの人が欲しいと切に思って


ただただこの人の旦那が羨ましかった





彼女があまりにも綺麗に笑うので、俺は彼女の背負ってる深い悲しみにその時まだ気付かなかった





ただ綺麗で

ただ幸せで

あぁ、やっぱ好きだわって、






そんな独りよがりな思いばっかを抱えていた

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ちゃんまい(プロフ) - 新しく恋したにのと結ばれてほしいけどそれまで主人公が辛い思いをするなら、たぶんきっと早い段階で好きになってくれた翔くんや潤くんどちらかと結ばれてほしいって思うし、でも気持ちをストレートに言ってくれる智くんもずっと近くにいた雅紀くんもいい! (2019年6月24日 9時) (レス) id: b08c1cfdbb (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - にのと結ばれますように。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 092a98dfdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃろぱ | 作成日時:2019年5月25日 2時

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