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数日後
栞「Aちゃん！」
「しおりさん！！！」
今日は保育園に駿くんを預けたしおりさんとランチに行く日
真っ白なブラウスに淡い紫のロングスカートを着たしおりさんには私にはない透明感があって、それはもう本当に綺麗だ
栞「Aちゃん髪染めた？可愛い」
「栞さんに会えるのが楽しみで昨日染めちゃいました」
栞「可愛いな〜Aちゃんは」
夕方には駿くんのお迎えに行かなければいけないのでなるべく近めのカフェに入った
栞「そういえばAちゃんが住んでる家もこの辺なんだっけ？」
「あ、そうです！今度来てくださいよ！駿くんも連れて！」
栞「いいの？駿も喜ぶなぁ」
みんなも駿くんとたくさん遊んでくれそうだし、、
栞「うちの妹もね、シェアハウスやってたのよついこの間まで」
「そうなんですか？」
栞「彼氏できて今はそっちと同棲してるみたいだけどね」
「栞さんの妹さんって、私と同い年くらいですよね」
栞「そうね、Aちゃんの1つ上かな？確か」
「同棲かぁ」
みんなもうそういう年なんだ
ただ付き合うだけじゃない
その人との未来を考えて、そのために行動する年
恋だの愛だので浮かれていられる年でもないんだよなぁ、
栞「最近はどう？」
「.....(笑)」
栞「..やっぱりまだ忘れられないか」
「最近、夢に出てくるんです」
栞「彼？」
「はい、空港で別れた時と同じシーンが夢の中で何度も繰り返されるんです」
“帰ったら結婚しよう”
その言葉が何度も繰り返される
忘れよう、前に進もう
そう思った時ほど、夢の中で会ってしまう
まるで、「行かないで」って言われてるみたいに
「馬鹿ですよね..ほんと」
栞「......」
「ほんと馬鹿みたい.....」
はぁ、と大きなため息を吐いた時には食後に頼んだコーヒーとデザートが運ばれてきていた
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年2月19日 20時
