オーエル (ページ3)

今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:189,378 hit

3 ページ3

「いらっしゃいま.....」

雅「おす！」

「まーくん」

入ってきたのは客ではなく中学からの友達相葉雅紀

今日も今日とてなんだってこの人はこんなに爽やかなのか、ってくらいキラキラな笑顔を連れて

週2くらいのペースでここにくる

雅「アイスコーヒーお願いします」

直「はいよ」

カウンター席に座ってた直人さんが立ち上がり中に入る

「どしたの今日は、休み？」

雅「さっきまで会社の健康診断でさ」

まーくんは某有名なアパレルショップの店員

今日もお洒落な深緑色のプルパーカーを可愛く着こなしている

いいなぁ、そろそろ新作が出るタイミングじゃ、、

また新しいのくれないかなぁ

雅「あ、そうそうAに話があってきたの今日は」

「なに」

そんなずるいことを考えてる私にまーくんが、ポンっと思い出したように口を出す

雅「家探してるってほんと？」

「..え、あ、うん、まぁ」

昨日の今日だってのに、情報の早さに驚き思わずグラスを拭いていた手が止まる

雅「いいとこありそ？」

「それがね～笑」

直「このままだとしばらくダンボール生活だな」

直人さんがカウンターからコースターとグラスを彼の前におく

雅「そんな事だろうと思って、今日はAに朗報があります！」

「大丈夫です」

雅「ちょっとなんでよ！」

「まーくんがそんなこと言うときは絶対ロクでもない事言うから」

直「ハッハッハッ、間違いねぇな笑」

雅「あ、もう直人さんまでそう言うこと言う」

もう～、と言いながらまーくんはアイスコーヒーを一口

直「んで？笑いい話とは？」

改めて直人さんが聞くと、

「んふふ、それはねぇ～」

ゴホン、と咳払いをし彼は口を開いた

雅「シェアハウスしよう！」