Tear 59 NONOKA side ページ9
乃「樹くん、実は…」
樹「…うん？」
他の誰も居ない教室に、私と樹くんが居る。
こんなにも嬉しい事があるだなんて…。
樹くんは、私の想いに気付いてないみたいだけどずっと樹くんが好きだった。
…中学1年生からの片想い。
ずっと大事にしていた恋心。
でも、そんな片想いの日々はもう終わりしよう。
そう思ったのは、樹くんと同じクラスになったと知った時。
嬉しくて、仲の良い子が居るかだなんて考えもしていなかった。
それくらい、樹くんの事を想っている。
乃「…私、ずっと樹くんの事が……好きです。」
樹「……え、」
乃「もし樹くんが良かったら私とお付き合いしてくれませんか？」
樹「………ごめん、俺…好きな人が居る。」
乃「…そ、そうだよね。……変な事言っちゃってごめんね？」
樹「変な事じゃないよ？…山口の気持ちには応えられないけど、俺の事想ってくれてるって分かって嬉しかった。」
乃「…うん、ありがとう。」
樹「こちらこそ、ちゃんと俺に気持ちを伝えてくれてありがとう。」
乃「……先に部室行くね？バイバイ、」
そう言って、逃げるように教室から出た。
…樹くんの好きな人って、誰だろう。
杏奈？…柚那？
その人に似たら、樹くんは私の事を好きになってくれるのかな？
このままじゃ終われないよ。
ずっと、ずっと…好きなんだから。
乃「…A先輩、かな。」
ふと、私の頭に過ぎったのはA先輩の顔。
樹くん…部活の時、ずっとA先輩の事見てるかもしれない。
…観察しよっと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 725人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あみよせ(プロフ) - こもぶたさん» そう思って下さって嬉しいです！北人くんの怖さの裏に何があるのか推理しながら読んでみても面白いかなと思います！ (2018年12月9日 1時) (
レス) id: bc8a9ffd4f (このIDを非表示/違反報告)
こもぶた - このお話だいすきなんです！ほくちゃん怖いけど、どんどん知りたくなる！ (2018年12月8日 23時) (レス) id: 8b89ed48aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あみよせ x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 22時
