Tear 81 ITSUKI side ページ31
壱「俺がAおぶるから2人は荷物持ってくれん？」
「「はい。」」
俺達がそう返事すると、壱馬先輩はA先輩をおんぶした。
…起こさないように、優しく。
それが本当の彼氏の様に見えたのは秘密。
こんな事思いたくないけど…A先輩と壱馬先輩はお似合いだ。
駅までの道で、交わす言葉はほとんど無かった。
壱「…ん、入って。」
「「…お邪魔しま〜す…」」
壱「あ、俺の親居らんから大丈夫やで。今2人とも県外に出張中やから…今日はもう泊まっていき？」
慎「はい、最初からそのつもりでした。」←
樹「慎…何言ってんの、やめなさい。」←
壱「ははっ、何その茶番。笑」
慎「えぇ、茶番じゃないですよ〜これでも真面目です！」
樹「ちょっと…壱馬先輩、本当にいいんですか？」
壱「おん、ええで。」
空気が少し穏やかになった気がした。
そんなに誰かに聞かれたらマズイ話なのかな？
ちゃんと聞いて欲しいからかな。
…どっちにしろ、良い話ではなさそう。
壱「…今7時か…先にご飯作るか。」
慎「俺、A先輩の傍に居てもいいですか？…この前作りましたし。」
壱「…う〜ん、ええで。ついでにAを俺の部屋に運んでくれへん？」
慎「了解です！」
樹「…え、待って。慎って壱馬先輩の家入った事あるの？」
慎「あるよ？」
何、その当たり前ですよ的な顔は。
何か腹立つ。←
壱「…よし、じゃあ樹は俺とご飯作ろう。」
樹「は〜い。」
壱馬先輩、ご飯作れるのかなって思ってたら案の定得意そうではなかった。←
Tear 82 MAKOTO side→←Tear 80 ITSUKI side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 725人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あみよせ(プロフ) - こもぶたさん» そう思って下さって嬉しいです！北人くんの怖さの裏に何があるのか推理しながら読んでみても面白いかなと思います！ (2018年12月9日 1時) (
レス) id: bc8a9ffd4f (このIDを非表示/違反報告)
こもぶた - このお話だいすきなんです！ほくちゃん怖いけど、どんどん知りたくなる！ (2018年12月8日 23時) (レス) id: 8b89ed48aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あみよせ x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 22時
