Tear 51 ページ1
『…あのさ、』
北「…………何。」
朝練が終わった後に、北人に話しかけた。
この前の返事の事で…。
『…頑張って考えたけど、北人がどんな気持ちなのか分からない。』
北「…その話はもういい。無かった事にして。」
『…え、でも…』
北「何回言ったら分かるの？俺とお前は何も無かった…それでいいでしょ？」
『良くないよ…』
北「………早く壱馬の所に行けば？笑」
『そうやって直ぐに壱馬、壱馬って！私が今話してるんは北人なんやって！』
北「お前が一方的に話しかけてるだけだろ？…もう二度と話しかけてくんな。」
『……酷い、最低っ！』
北「勝手に言ってれば？お前の言葉なんて痛くも痒くもないから。笑」
私を弄んでいる北人。
…一体、どれが本物の北人なの？
本当は…最低なんかじゃないのに。
もっと素直で、純粋なはずなのに。
私が北人をこうしてしまったのは分かってる。
でも…こんなの酷すぎる。
『何で…そんなに私の事嫌ってるの？私、何かしたの？』
北「自分が何したのか分かってない？…悲劇のヒロインぶってんの？笑」
『…違う、本当に分からなくて！』
北「分からないのなら、分からないままでいい。俺が言いたいのはそういう事。」
『そのままになんて…出来る訳ない…。』
北「はいはい、頑張って下さ〜い！笑」
…そう言って笑う北人の目は、哀しそうに私を見ていた。
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あみよせ(プロフ) - こもぶたさん» そう思って下さって嬉しいです！北人くんの怖さの裏に何があるのか推理しながら読んでみても面白いかなと思います！ (2018年12月9日 1時) (
レス) id: bc8a9ffd4f (このIDを非表示/違反報告)
こもぶた - このお話だいすきなんです！ほくちゃん怖いけど、どんどん知りたくなる！ (2018年12月8日 23時) (レス) id: 8b89ed48aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あみよせ x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 22時
