壊れるくらい、抱きしめて

Tear 21 KAZUMA side ページ21

夏「じゃあ、私…お姉ちゃんと帰るから！」





壱「おん、また明日な。」





夏「うんっ、バイバ〜イ！」









と言いながら、勢い良く手をブンブン振る藤井。





……あ、Aの所行かんと。





結構長くなったからな…待たせてるよな。





そう思いながら、靴箱へと足を運んだ。









？「俺と樹、小学校からの仲で…いつも一緒なんですよ！」





？「へぇ〜やっぱりそうなんだ、二人を見てたら分かるよ！笑」





？「…そうですか？一方的に慎が俺の所に来てるように見えません？」





？「あははっ、見えないよ！樹くんは何だかんだ言って慎くんが大好きなんだよね？笑」





？「……確かに、好きですけど…！」





？「え、樹がデレたっ！久しぶりに見ましたよ、A先輩！」









……A先輩？





え、Aやんっ！





樹と慎…あ、ダンス部に入ってきた1年生や。





…いつの間に、そんな仲良くなったんやろ。





半分キレながら靴に履き替えて、Aの所に走って行った。









壱「Aっ、遅くなってごめん！」





『もう、遅いよ〜！』





慎「壱馬先輩っ！」←





樹「…慎、何してんの。帰るよ！」





慎「えぇ〜…もうちょっと壱馬先輩の事見たいのに！樹のケチっ！」





樹「ほら、壱馬先輩困ってるから！」









……え、俺？





俺の事見てたいってどういう事なんやろ。









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作者です。





読み返したら、壱馬くんsideだったのに題名に書いてなかったので新たに表示しました！





混乱させて申し訳ないです。





内容の方は何も変わっていないので、安心して下さい。









これからも宜しくお願い致します。





(2018.12.26.20:29)

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