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Aと過ごす毎日が楽しかった。ソウルみたいにショッピングできるところも、カフェするところも無いけど、ただAが居ればどこでも楽しめた
でもAに恋している自分には慣れなくって、もどかしくって。海辺で2人でいつものように話をしている中で言っちゃったんだ
"好きだ" って
Aは一瞬驚いたような顔をしていたが、優しく笑って "私も、マークが好き" って言ってくれた。嬉しさに震えて、ぎこちなくAにした触れるだけのキスは甘くて、幸せだった
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「マーク！」
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11日目、夜。俺たちはまた海で会おうと約束していた。
道路を挟んで向こう側から、Aが俺の名前を呼んで手を振っている。その姿が可愛くて仕方なくって、今の俺ニヤケててキモイだろうなって思う
こちらへ道路を走ってくるAに俺も手を振ろうとした瞬間、Aは無機質な車の灯りに照らされた
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"危ない！" そう言おうとしたが、もう遅かった
目の前で愛おしい人が跳ねられ、熱帯夜のアスファルトに叩きつけられた。絶望、という感情が正しいのか分からない。だけどそれに近い感情に動けなくなり、数十秒後、"助けないと" そう思いAに駆け寄った
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『A……？ A……A……っ！！』
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変わり果てたその姿、どんどん流れてくる血にやっと現実だと気づき焦りと涙が止まらなくなる
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『A……ﾂ、起きてってば……！！』
『返事……っ、しろよ……』
『連れてくな…ッ！！ Aﾂ！！』
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やってきた救急車にAが連れていかれる。
隣で事情聴取されている車の運転手は、居眠り運転だったなんてほざいている。自分の立場のことなんてもうどうでも良くて、メディアに取り上げられようがそいつの胸ぐらにつかみかかった
"返せ…！Aを返せﾂ！"
行き場のない怒りをそいつにぶつけて、でももう戻ってこないかもしれないAを考えると怒りなんて収まりそうになかった
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何日経っただろうか
Aが死亡したことが告げらた。それに加え運転手に掴みかかり警察に連れていかれたことで事務所からの鳴り止まない電話に嫌気が刺す
メンバーからのメールにも、会社からの電話にも返事する気力がなくて、もう涙も出ない。ただ干からびたような生活をしていた
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『……もう、意味無いや』
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Aを思って作った曲も、ゴミ箱に捨てた
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
