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TY「……ドヨンア？」
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僕の目の前を行ったり来たりするヒョンの手に我に返る
どうやら少し昔の事を思い出していたようで、あの時のように痛む胸がそれを教えてくれる
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DY「…Aは、本当強い子だよ。今だって、僕ばっかり過去に縛られてさ」
TY「…」
DY「……ヒョン、Aに。
……Aに、僕はちゃんと釣り合ってる？」
TY「……ぷっ、」
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てっきり、"Aにはドヨンアがいないと"とか、そんな気の利いた言葉が返ってくると思ったけど、今この空間に似つかわない笑う声に目を見開く
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DY「ヒョン…今のは僕の事フォローしてくれる場面じゃないの？」
TY「ごめんごめん。笑
あまりにもドヨンアが深刻そうな顔するから何かと思ったら、全然心配無いような事言うから…笑」
DY「…」
TY「そういうのは僕じゃなくて、Aちゃんに直接聞いてみれば？
ほら、噂をすれば帰ってきた」
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ヒョンがそういうのと同時に開いた診察室のドアから、Aが入ってきた
僕がこの子に見合っているのか、ヒョンは心配ないと笑うけど僕はずっと不安なんだ。
__________少しでも触れてしまえば壊れそうで、いつの日かパッと僕の前から消えてしまいそうで
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TY「おかえり、Aちゃん」
「先生、私欲しいものがある」
TY「え？」
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帰ってきてすぐ、席に座りもせずテヨニヒョンに突拍子も無いことを言うA。
付き添いの看護師さんに、まぁまあ、と座るように促されようやく席に座ると前のめりになって話し出した
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「私、赤ちゃんが欲しい」
DY「……ふぇっ！？
ちょ、A…？急に…、え…！？」
TY「…わお」
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至って冷静なAとヒョンとは反対に、僕だけが焦ってるこの空間。いや、僕がおかしいんじゃない。2人がおかしい
今までそんな素振りを1ミリを見せなかったAが何故今ここでそう思ったのか。看護師さんからの話いわく、レントゲン帰りに、産まれたばかりの赤ちゃんを見る機会があったらしい
思いつきですぐ行動するAらしいっちゃAらしい言動ではあるが……
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「今じゃなくていいの。ただ、欲しいって思っちゃったから…」
TY「うん、ちゃんと言えたの偉いね。
先生もAちゃんがしたい事はさせてあげたい」
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いや、思いつきで動いても、全部本気で考えるのがAだ
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
