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「…今日もクラブ？」
TN「そうだよ〜……この香水、どう？いい匂いでしょ？」
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先程まで、Aと一緒に居られるなんて言っていたくせに、もうこれだ。ベッドから起き上がり1人でシャワーを浴びて服を着替えている
ベッドの上で、テンの様子を見つめる私。最後はいつもこう。私1人が取り残されるんだ。そう思った途端胸がきゅっと苦しくなる
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「……テン、もしもの話していい？」
TN「ふふっ、今日のAは "もしも" が多いね。笑
今度はなんだろ、気になるなぁ〜」
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支度を終えたテンは、私の寝ているベットに座り頭を撫でる
テンからは、テンの匂いじゃない香水の匂いが香る。いつもきついくらい香水をつけるテンだけど、なんでだろう。彼だと思うと、そんな事ですら胸を締め付ける
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「あのね、もしも……もしも今私がここでテンに、行かないでって言ったら……」
TN「……」
「…っ、私の傍にいてって言ったら……どうする?」
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衝動的にそんな事を言ってしまった事に、今更後悔した。だって先程まであんなニコニコしていたテンが、私の頭を撫でる手を止め、その顔から笑顔がきえていたのだから
自分の心臓の音がうるさかった。どちらとも無言なせいで、テンにまで私の鼓動が聞こえてるんじゃないかって……凄く苦しい
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「……て、テン…ごめ、今のは、」
TN「もしもでしょ。大丈夫、本気になんてしてないから」
「…っ」
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明らかにテンとの壁を感じた。今まで特にお互い干渉しない事で上手く成り立っていたのに、この私の一言で今までが全て壊れたような音がした
テンが望んでいるのは、それ以上なんて求めない、彼を咎めたりしない、そんな私なんだ
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TN「じゃ、もう行くから」
「…待って」
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背中を向けて歩き出そうとする彼を引き止めた。今のは、本当にただの "もしも" だって言うために
私は、これまでの何もテンに求めていない私だと言うために
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「さっきのは、ただの冗談だから。テン、こういうの嫌いでしょ?
……だから、反応楽しんだだけ」
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自分でも驚いた。自分はこうも思ってもいない事をペラペラと口に出せる人だったんだと
テンは私に背を向けているせいでどんな顔をしているのか分からなかったけど、私はこれで安心だった。これでいつも通りのテンに戻ってくれるって
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TN「……っ、AはやっぱりAだ」
「うん」
TN「じゃ、また連絡するね」
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
