41 TN side ページ41
【終わり】目に見えないそれが、確実に見えた気がした
Aの家から出で、真っ暗な夜の道を歩く
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TN「…っ、何やってんだよ…」
ヘチャンに嫉妬して無理やり触れたその身体は、震えていた。それもそう、ヘチャンにも触れられてなかったのだから
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"もう、会いたくない"
突然、泣きながらそう言ったAの言葉が脳裏に鮮明によぎる。完全に嫌われたんだと
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マンションに着き、エレベーターに乗り最上階へ上る
鍵を開けると広がる無駄に広い部屋は、孤独な俺をさらに孤独に包む。シャツを脱ぎ、ベットに寝転べば自分の体から香るAの香りに、頭がおかしくなりそうだ
Aの身体に触れた感触は今でも鮮明に残っていて、俺の体は熱くなったまま。あの甘い声も、もっと聞きたい
…あの子の何が俺をこんなに夢中にさせるのか
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「……っ、…A」
泣いた。涙を流したのはいつぶりだろう
Aと出会って無くなったはずの色んな感情が表に出ている
"楽しい" "幸せ" "悲しい" "苦しい" "不安" "苛立ち"
そして… "愛しい" そんな感情を思い出したのは全てあの子に対してなのに…俺はその子を傷つけた
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そこから１ヶ月俺は何も出来なかった。飯も睡眠もろくに出来ずただ1人で寂しさを紛らわすため飲んだ
たまに店に行っても飲むだけ。そして、今日も
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YY「はぁ…ヒョン、また吐くよ？」
「…」
JH「…あ、ユリ。いらっしゃい、今…」
YR「テンさん、私の親友でよくも遊んでくれましたね」
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少し顔を上げるとユリちゃんは俺の方を見てハッキリそう言っていた
あぁ、無理やり襲った事ね。やっぱりAは怒ってるんだ、そう思うとまた酒を飲む手が進む
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HC「あぁ、ユリヌナ。それってAヌナが勘違いしてるやつ?テンヒョンがあの人とキスしたって」
TN「…は?」
YR「…え、勘違い…？」
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…訳が分からなかった。何故Aがその事を知っているのか。あの時、Aはまだ店にいた…?でも、ヤンヤンが送り届けたって…
YY「…ヒョン、まさかAさん、携帯取りに帰ってきてたんじゃ…」
TN「…っ、」
HC「その日、ヌナめっちゃ泣いてたんすよ？俺に、抱いてまで言ってたくらい…」
TN「お前…っ…！」
JH「…っ、ヒョン!」
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ヘチャンの胸ぐらに掴みかかったのは、もうただの八つ当たりだった
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まなこ(プロフ) - コロンさん» コロンさん、コメントありがとうございます！！きゃー！！テンちゃんペンどんどんなっちゃってください！！魔性の男です！あのお方は！笑 読んでいただきありがとうございます！コメントすごく嬉しいです！ (2021年9月1日 14時) (
レス) id: 48ace461bb (このIDを非表示/違反報告)
コロン - この作品、見つけた瞬間、一気読みしちゃいました。個人的にドリム派だったけど、一瞬でテンのペンになっちゃいました。すっごくすっごく面白かったです!!完結、おめでとうございます!いい作品を読ませて下さって、ありがとうございました。最高!!! (2021年8月22日 22時) (レス) id: 148380d63e (このIDを非表示/違反報告)
まなこ(プロフ) - ありがとうございます！テンペンがここにも！私もなんです！気が合いますねぇ。笑 そう言っていただけるなんて。。。suさんのご期待に添えたお話になったかどうかは分かりませんが、何度もコメントしていただけて本当に力になりました！感謝です！ (2021年8月17日 10時) (レス) id: 48ace461bb (このIDを非表示/違反報告)
まなこ(プロフ) - Rikochannoさん» やばいですよね!!というかソロに、テンヤンに…急な供給の多さに心臓が持たない。。。！！テンちゃんの裸チェーンは未だに消化しきれてないし。。。スーツテンちゃんはお話上何度も想像しましたね。笑 (2021年8月17日 9時) (レス) id: 48ace461bb (このIDを非表示/違反報告)
su - 完結おめでとうございます！もうほんとにホストテンちゃん良すぎました(テンペン)( 〃▽〃)実はこのお話読むのが１日の最後の楽しみでした！なんだか少し寂しいけどありがとうございました(*´-`) (2021年8月16日 23時) (レス) id: cb8d2d9173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2021年8月2日 0時
