作曲家ヌナ 【TXT】

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SB「Aのこと…気になる？」


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黙り込む俺を不審に思ったのか、突然そう尋ねてくるヒョンに少しドキッとした


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TH「…え」


SB「ふふっ、さっきからテヒョナAの事しか話してないんだもん。笑」


TH「…」


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いつもは何も考えてなさそうなスビニヒョン。こういう時には鋭くて少し困る


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TH「好き…って言ったらどうします？」


SB「別にどうもしない。Aを傷つけないならそれでいい」


TH「…ヒョンはヌナの事、…何とも思ってないんですか？」


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少し今まで気になっていた事を質問する

あんな人が近くにいて、ヒョンは恋愛感情を持ったことが無いのだろうか。もしヒョンがその感情を持っていたとすれば…俺にきっと勝ち目なんてない


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SB「何にもないって！笑 Aは、そうだな…本当に小さい頃から一緒にいたから妹みたいな感じだし。テヒョナが思ったような事は何も無い


…で、テヒョナはAのこと好きなんだ〜笑」


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にやにやしながら人差し指で俺の頬っぺをつついてくるヒョン。余裕そうに笑ってるヒョンに俺がドキドキしながら言ったことが馬鹿らしくなる


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TH「…好きじゃないです。言ってみただけです」


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そう言うとスビニヒョンはつつくのをやめたかと思えば何やら企んでいるような意味深な顔をする


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TH「な、なんですか…？」


SB「ふーん。僕、AにCROWNの事でお願いしたいことがあるって言われてたんだよな〜

あ、それ今日の予定だった〜！それテヒョナにお願いしようと思ってたんだけど…テヒョナはAのこと好きじゃなっ…」


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楽しそうにフラフラしながら言うヒョン。Aヌナの名前が聞こえた瞬間にその口を手で押えて続きを遮る


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TH「ヒョン、俺が行きます」


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口を塞いでいる俺の手をスビニヒョンは苦しそうにしながら剥がす


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SB「ぷはっ！

ふぅ…だと思った。笑 じゃ決定！もう少ししたら出ようか。他のメンバーも着いてきちゃったら困るから内緒でね。笑」


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マネヒョンにだけその事を伝え事務所を出た


帰り宿舎に着いて、残りのメンバーに小言を言われ続けメンバーの食べた夕食の片付けまでさせられるとは知らずに

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