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9. ページ10
大倉side.
ぽたぽたと床に落ちる鼻血。
近くにティッシュも無かったし、
とりあえずトイレに走ろうとしたら
足ががくんと曲がって力が入らんくなった。
アカン、止まらへんやん、あれ、なんで…、?
そう思ったのも束の間で。
怖い、怖い怖い怖い。
そんな気持ちが芽生えて、俺の心を埋めつくしてた。
反射的になのか、身体はビクンビクン震えとった。
マルが持ってきてくれたティッシュはすぐに血まみれになってしまって、
慌ただしく動くスタッフさんたち。
朦朧としてくる意識の中で、
心配そうに俺を見つめる村上くんの顔。
大倉!って呼んでくれてた声も
気がついたら聞こえなくなっとった。
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作者名:ぱん | 作成日時:2019年4月6日 18時