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渋谷side.
急性骨髄性白血病。
その可能性が非常に高い。
お仕事はしばらくお休みしていただきたい。
淡々と話を進める先生。
横「……わか…りました、」
今すぐにでも治療を始めないと、
命が危ないということ。
自覚症状はきっとあったはずだということ。
全部全部、俺らが気づいてあげれへんかったせい。
そう思った。
部屋から出ると、
真っ暗闇につつまれた病院。
悔しくて、情けなくて、弱くて
渋「うわあああっ!!!!!なんでやねんっ!!!!
っ!!!…なん、…で!!!なんでっ!!!!!」
気がついたら頭を壁に叩きつけとった。
ヒナは、
後ろから強く抱き締めてくれた。
ヨコは、
少し離れたところで俯いていた。
錦「なあ、横山くん。大倉大丈夫やんな、?!」
ヨコに泣きつく亮の姿。
錦「村上くん…?すばるくんっ!!!!
大倉死んだりせぇへんやんな!?!?」
俺らは、
そんな簡単な質問に、
頷いてやることも出来へんかってん。
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作者名:ぱん | 作成日時:2019年4月6日 18時