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36. ページ38
安「どうしたん、」
そう聞いても、俯いたまま。
丸「俺っ、……帰る、 ……っ、
そのへんで、……車停めてくださいっ、…」
膝の上の握りこぶしは、
ブルブルと震えていた。
渋「マル。」
渋谷んはそう言うと、
マルの背中をとんとん叩き始めた。
渋「思いっきり泣いたらええ、
泣いて全部吐き出してしまったらええんや。」
じわじわと目に溜まる涙。
糸がプツンと切れたかのように、
マルはたくさん泣いた。
普段見ない、俺らのムードメーカーの涙。
きっとたくさん溜め込んどったんやと思う。
気づかれへんくてごめんな。
そう思った。
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作者名:ぱん | 作成日時:2019年4月6日 18時