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12. ページ13
錦戸side.
泣いたらアカンのに、
出てくる涙は止まらへんかった。
辛いのは大倉やのに、
そう思っても、
拭っても拭っても涙は零れた。
信じられへん様子の大倉。
"信じたくない"
そんな心の叫びが聞こえたような気がした。
大「……帰って……っ、……帰れやぁぁっ!!!!
びくっと背中が波打って、
大倉の威圧に負けた俺らは、病室の外へ出た。
村「1人に…したろか…」
村上くんのそんな一言。
ホンマにそれでええんやろか。
そう思った自分もおった。
でも、
今の大倉に自分がなにかしてあげれるやろうか。
……これで良かったのかもしれへん。
そう思ってる自分もおったんやと思う。
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作者名:ぱん | 作成日時:2019年4月6日 18時