僕じゃないんですか ページ6
昨日は悪いことをしたなぁ、
いやだってまさか告白されるとは思わないじゃん。
教室入るの気まずいんだけど、
『オハヨーゴザイマス。』
そーと入っていく。
まだ彼は来ていないようだ。
席に着き安心する。
｢Aさんおはよう、今日も綺麗だね。｣
『んん？どしたイフリートくん何か変なもの食べた？』
いきなり現れた。
めちゃくちゃ怖いんですけど、私昨日フッたよね？
｢食べてないよ、付き合ってもらえるまで僕頑張るから、｣
それだけ言うと戻って行った、何なんだ。
その後は絡まれることもなく昼休みが終わり昼の授業が始まる。
ご飯を食べたあとだから眠い。
すこしだけ寝よう。
そう思い顔を伏せる、横から友人が何か言ってるが眠いので寝たふりしよう。
10分くらい経ったときだ、何かうるさい。
｢Aちゃん起きて！｣
『なに？何か騒いでたけど、』
｢じゃあヒロイン役はAさんにしよう。｣
『は？』
説明求む、今何がおきてるんだ？
友人に助けを求める。
｢えーと、音楽祭の役決めでAちゃんがヒロインになったんだよね。｣
ざけんな何で私だよ、もっと適任な奴いただろ。
そもそも本人に確認とれよ、
『辞退したいです。』
｢だめだめ、もう決まったし、｣
そう言うクラスのリーダー。
それに続いてたくさん言われる。
｢普段寝てたりするし、チャンスなんじゃない？｣
｢お前の顔の良さを今使わないでいつ使うんだよ、｣
『あーあー分かりましたよ、やりますよ。』
そう言うとクラスの男子たちが盛り上げっていた。
『ヒロインがいるなら主人公は誰？』
｢今決めようとしてるけどなかなか決まらないんだよね、｣
確かにクラスの男子たちが争っている、醜いな。
クラスのリーダーが呼びかけているけど全く聞いていない。
｢分かった！それじゃあヒロイン役のAさんに決めてもらおう！！｣
また勝手に決められたよ、どっちでもいいよ、
リーダーがそう言った瞬間男子が一斉にこっちに来た。
みんな自分を進めてくる、
｢Aさん！俺なんかどうっすか！？｣
｢こんな奴より俺にしてください！！｣
ギャーギャー騒いでる、勘弁してくれ、
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作者名：天音 | 作成日時：2023年8月25日 22時
