塗くんの助手。 (ページ7)

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ま「はい、ひと通りこんな感じね。」

「なんか楽しそうですね！」

ま「意外と大変だよ～？笑

まあでも、Aちゃんならこなせそうだね。」

「ふふっ、がんばります。」

まくるちゃんと話していると

カランカラン__とお店の扉が開いた。

「いらっしゃいませ。」

綺麗な白髪の女の人。

かわいらしい人だなぁ。

？「これはこれは。

法郎さん、新人の子ですか？」

法「うん、そうだよ。

今日から働き始めた天羽Aちゃん。」

後ろからひょこっとでてきた法郎さんに目を向ける。

？「ほお…ここでは何のお仕事担当を？」

法「塗くんの助手。

だから今日子さんの助手の助手かな。」

？「こんな可愛い子が塗くんの助手なんて！

私の助手になってもらいたいくらいです。」

話がどんどん進んでく…

この人、誰だろう。

掟「あ、申し遅れました。

置手紙探偵事務所の掟上今日子です。」

差し出された名刺を受け取る。

「探偵さん…？」

掟「はい。忘却ですけどね。」

忘却？どういうこと？

法「今日子さんは記憶が1日でリセットされる、忘却探偵。」

「えっ…」

その日の記憶がなくなるなんて
私だったら耐えられない…

掟「そんな悲しい顔しないでください。

私はこれでも楽しく過ごしてます^ ^」

さすが探偵さん。
私が思っていたこと全てお見通しだ。

掟「あ、いっけない！

私としたことが、仕事中でした。
そろそろ戻ります。」

今日子さんはサンドグラスを後にした。

忘却探偵、か………

そういえば、まくるちゃんと塗くんが見当たらない。

周りを見渡してみる。

…あ、いた。

その隣には塗くん？

塗くんがまくるちゃんに技をかけた。

まくるちゃんはなんなくそれをほどき
塗くんに技をかけた。

そして塗くんが一礼。

……何やってるんだろ、あの2人。笑

でもちょっと楽しそう。

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