塗くんの助手。 (ページ42)

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「なんとか解決ってとこですかね。」

法「そうみたいだね。」

厄介さんから少女の事件について
少し聞いてみたけど、どうやら解決したみたい。

さすが今日子さんだなぁ。

法「Aちゃんって、料理できる？」

「はい、料理するの大好きです！」

法「じゃあこのカレーの仕上げ頼んでもいいかな？」

「ぜひ！」

法郎さんに夜ご飯のカレーの仕上げを
頼まれて、4人分のお皿を用意する。

今日子さんは帰りが遅くなるみたいだから
食べないらしい。

ま「可愛くて優しい上に
料理もできるなんて……Aちゃんすごい。」

「そんなことないです。
私はまだまだ未熟ですよ。」

塗「子供だもんね。」

会話に入ってきた塗くんの発言に
すばやく反応する。

「また子供扱いですか。」

塗「うん。子供。」

「法郎さ～ん、塗くんの夜ご飯なしでもいいですか？」

子供扱いばかりしてくる塗くんに
こっちからも意地悪したくなって
大声で法郎さんにそう言ってみる。

塗くんも少し戸惑ったような顔。

仕返し、成功かな？(笑)

法「いいんじゃない？」

塗「ちょ、法郎さん！」

「ふふっ、塗くんの負け～」

黙りこんで拗ねる塗くん、かわいすぎます…

まあ、夜ご飯はちゃんと出してあげたけどね。

後片付けなどを済まし、
紅茶を飲んでちょっとリラックス。

法郎さんは裏に行っていて、
まくるちゃんは先にあがった。

塗くんはというと、
カウンターの椅子に座ってぼーっとしている。

静かな空間がサンドグラスを包む。

と思ったらいきなり立ち上がった塗くん。

塗「ねぇ。」

「はい？」

塗「お仕置き。」

「……え？」

突然意味のわからないことを言い出す塗くん。

「お仕置きってなんですか？」

塗「…俺に意地悪したから。さっき。」

え…あの夜ご飯のこと、まだ引きずってたの？

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