塗くんの助手。 (ページ17)

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塗「さっきの会話、聞こえた？」

「うん、ばっちり。」

今は帰りに向かっている途中。

とりあえずサンドグラスへ向かい
今日子さんにわかったことを報告するみたい。

「アリバイが証明されたってことは…

容疑者は…厄介さん？」

事件のことは潜入前に塗くんから聞いたので
一応全て把握している。

塗「アリバイ？」

「うん。鯨井さんが今日子さんとお茶しているところが

お店のホームページに掲載された写真に
写っていたんだって。犯行時刻に。」

塗「アリバイ、ねぇ…」

「どうかしたの？」

塗「何でもない。」

気づくとサンドグラスについていて
車を降りる。

私が降りるとき、塗くんがドアを開けてくれて

そんな小さなことでも
ドキッとしたりかっこいいな、なんて思ってる。

私、塗くんに相当惚れてるみたい。

そう思いながらサンドグラスへ入った。

「戻りました。」

法「おかえり。どうだった？初の潜入捜査。」

「もうどきどきでした、笑

ばれないようにしながら捜査をするって
案外大変なんだなって思いました。」

ま「Aちゃんおかえり！」

「まくるちゃん！ただいま！」

笑顔でまくるちゃんの元へと向かった。

ま「Aちゃんの笑顔って癒されるっていうか
本当可愛いよね。」

「そんなことないよ。」

ま「そんなことありあり。

今日子さんと少し似てるよね。
なんていうか、ふわふわしてるけど
しっかりもしてるところ？

ね、塗？」

塗「ん。まあ似てる。」

今日子さんと似てる、かぁ…

カランカラン_____

噂をすれば、ご本人登場です。

掟「塗くん、Aちゃん、潜入捜査お疲れ様です。」

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