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『くーさーいー!!』
銀時「テメェもな!!」
フラフラと千鳥足で歩く銀時。
なんで私がコイツを送ってかなきゃならんのだ!
普通逆だろ!!
私女だぞ!逆だろ〜が!(怒)
『…お前思ってたより身長高ぇな』
銀時「…お前がチビなんだろ」
『それは違うだろ〜!……このハゲ〜!!!』
銀時「付け足すな!どこの議員だよ!」
コイツ酔ってるにしては呂律回ってるし受け答えしてんだよなあ…
アー!!重い!!
もうちょっと力込めて歩けよ!
『オラ!もうすぐだぞ!』
銀時「…おーう」
か細い声になったな…
急に怒ったり寂しそうにしたり、
私コイツがいまいちわかんねーよ!
『じゃあな!私も帰るから!』
もうこんな時間じゃん!
夜道怖いよぅ(棒)
『……なんですかこの手は』
そこらへんに放り投げた銀時が私の着物の裾を掴む。
早く帰りたいんだけども!
銀時「…泊まってけよ…もう遅いだろ」
『は?誰のせいやねん』
拳で抵抗しようとすると、頭をペチンと叩かれた。
擦りながら銀時を睨む。
銀時「いーから、こいよ」
なんだか、聞きなれない優しい声で、
ドキッとした。
それから眠気と戦いながら布団を敷く。
てか聞いて、コイツ泊まってけよとか言いながら私に二人分敷かせてんだけど。
二人して倒れ込むように眠った。
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作者名:榎田 | 作成日時:2018年10月15日 0時