松田の兄 (ページ12)

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十一話　怖いページ12

『？』

『だから、心中。』

心中くらい知ってるだろ？って顔で見てやった

萩原「どうしてそうなるんすか！」

『怖くなった』

萩原「！！」

『待ってても、中々出てこないからさ。お前。』

怖いなんて柄じゃないけど、確かに俺は"怖い"って感じてた

『ほら、防護服着てさっさと終わらせてくれ』

俺の思いが伝わったのか、はい..と返事をして防護服を着ようとする萩原。

その間に俺はどんな爆弾なのか見ていたのだが......

『！！』

気づいた。

この爆弾は、遠隔操作ができることに

すぐに持っていたハサミで遠隔操作のコードを切った

俺の焦りに気づいたのか話しかけてくる萩原。

『この爆弾、遠隔操作......できたみたいなんだ...』

そう言うと同時に顔をサーッと青くする萩原。
ちなみに俺もおそらくこの人生一顔を青くしているだろう

『まじで...心中してたかもな.....』

萩原「シャレになんないっすね......」

しっかり解体を終えて陣平のところに行くと萩原はフルボッコにされていた

まぁ、当然だな

陣平がボコボコにしすぎていたので流石に可哀想だったから俺からの一発はまた今度だな♡

本音を言うと爆弾と1on1するより萩原とまじで心中しそうになったことが1番怖かった