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嘘よ。信じないわ。
オミが、私の運命の人じゃなくて
私の、
ボディガードなんてっ！！！
もしかして
これは神様からの試練なの？
2人の運命を試してるの？
それは、禁断の恋...
そうなのね、これは誰にもバレてはいけない
2人の禁断の恋なのね！！
「A？どうかしたか？」
お兄様が、不思議そうに私を見る
「何にもないわ！」
さっきまで抱いていた不快感も
オミの顔を見たらなくなってしまう
オミ...
これから2人で頑張りましょう？
大丈夫よ、絶対にバレないように気をつけるわ
だからそんなに....
美しい顔で見つめないで！！
さっきからずっとオミが私を見つめている
オミも私が愛おしいのかしら
これから禁忌を犯すというのに
そんなに見つめたらバレちゃうわよ
「じゃあ、話も終わったし
そろそろ部屋へ戻ろうか
Aも夕食まではゆっくりしてなさい」
「はい、お父様」
なんて言ってるけど
お父様は目にも入っていない
今私の目には
愛しい貴方しか見えていない
「A、部屋でオミと話しとけよ」
「えっ！？な！どうして！」
え、急に2人きり？
お兄様もしかして
私達のこと祝福してくれてるの？
2人でラブラブイチャイチャしとけってことなの？
「どうしてって、
これからお前のボディガードなんだから
これして欲しいとか、あるだろ？」
あ、そう言うことね
そうよね、わかってたわ
でも、2人きりというとこにはかわりないわ
「そうね！あるね！色々ね！」
後のことは頼む
そうオミに伝えると部屋を出ていったお兄様
丁寧にお辞儀をし、
お兄様が見えなくなるまで頭を下げる
礼儀正しいのね
姿勢も綺麗で、何から何まで美しい
「オミ....」
私が呟くと
こちらに目を向ける
「やっと、2人きりね...」
貴方に伝えたいこといっぱいあるのよ？
これから2人でどうしていくかとか
「これから、よろしくね
2人で、頑張りましょう！
秘密の恋愛を！！！」
その優しい瞳で私を見つめて
私に言って？
愛してるって
私も、愛してるわ！
さあ、オミ！！！
「.....は？」
「へ？......」
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作者名：綾鷹。 | 作成日時：2019年1月9日 22時
