今はただ、ひたすら ページ23
私はあれから、務めていた仕事を辞めた。
外出する時も制限されていたため、辛いものだった。
もうあれから1ヶ月と少し。
言いなりの毎日にも慣れたところだ。
服装も、髪型も。
短かった髪の毛は伸ばし、色まで変えて。
服装は、あまり目立たない服に。
知り合いと会った時にわからないようにするため。
なのに私はあの道を選んでしまった。
貴方がいるってわかってた。
その道には行くな──────
何度言われた事か。
私の1番、
会いたい人、話したい人、
大事な人がいた。
ああ、
話したいよ、
貴方の隣りに居たいよ。
お兄ちゃんに甘えたいよ。
どこかで希望を持ってる私がいた。
私だと思って、話しかけてくれないものか。
こんな私を助けてくれないか。
高望みも大概にしないと………
「だから言っただろ、あぶねーって
すみません、こいつが」
聞きたかった声だ。
だけどその声は“A”に向かって言ってない。
ただ、ボールを当ててしまった女性に向かって言ったのだ。
────────ありがとう、でも、またいずれ。
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花蓮 - おもしろい！続きが凄く気になります！更新待ってます(・∀・) (2018年12月26日 14時) (
レス) id: 9a28965304 (このIDを非表示/違反報告)
西園天馬(プロフ) - 凄く続きが気になります！更新頑張ってください！ (2016年10月6日 16時) (レス) id: 0590e02076 (このIDを非表示/違反報告)
ラハル - つづきが気になります！これからもがんばってください (2016年5月12日 17時) (レス) id: 72f2e436b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご@妖精 | 作成日時：2015年1月22日 0時
