約束の誓い（貴方目線 ページ22
「凌大！遊ぼうよ〜」
「しっかたねぇなぁ…」
ブランコへ駆け寄る少女と凌大。
座るところが二つしかない。
ゆっくり風に押されながら揺れた。
「…ねぇ、凌大」
「なに？」
「私達さ、大人になっても友達だよね？」
「…もちろん」
「だよね！よかった〜」
「……してやるよ」
「え？なんて言ったの…？」
「だから………！」
風が竜巻みたいに大きく吹き荒れた。
「俺がお前と結婚してやるよ！」
「…ほんと？」
少女は顔を赤らめた。
「ああ、いつもそばにいてやる」
頭をポリポリ掻くのは彼の照れた時のクセだ。
「嬉しい…！」
………………………………………
……………………………
……………………
「ねぇ〜凌大君！早く帰ろぉ？」
「ああ」
女の人が凌大の腕を無理矢理組んで帰る。
そんな姿を後ろで眺めていた中学時代。
小学生の時、約束してくれたのに、ね。
そばにいてくれるって。
でもたかが、子供の時の話だ。
覚えてるわけ無いか。
でも、
すごい寂しかったし、何度も泣いた。
でもね、飛鷹君や皆と出会えた。
お兄ちゃんもずっとそばにいてくれた。
そして何より、不動君と出会えたこと。
高校へ上がる頃は凌大の事なんか一つも残っていなかった
大人になっても凌大のことを思い出すのはあまり無かった。
けど………
なんで今になって思い出しちゃうの？
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花蓮 - おもしろい！続きが凄く気になります！更新待ってます(・∀・) (2018年12月26日 14時) (
レス) id: 9a28965304 (このIDを非表示/違反報告)
西園天馬(プロフ) - 凄く続きが気になります！更新頑張ってください！ (2016年10月6日 16時) (レス) id: 0590e02076 (このIDを非表示/違反報告)
ラハル - つづきが気になります！これからもがんばってください (2016年5月12日 17時) (レス) id: 72f2e436b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご@妖精 | 作成日時：2015年1月22日 0時
