幼馴染は元A組2 (ページ47)

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溺れる時間ページ47

A「まず、問題は殺せんせーが本当に泳げないかです…！もし仮に水で全身がふやけたら…死ぬまでは動きが悪くなる可能性はかなり高い……」

片岡『この夏の間、殺せんせーを水中に引き込む…そして、動きが悪くなった所をナイフでグサリ！』

A「じゃあ、誰が水中に……？」

Aが皆に問う

片岡『それなら私に任せて！髪飾りに仕込んだナイフで……いつでも殺れる準備はしてる』

殺る気満々の片岡。彼女は水泳部クロール学年代表だった為、暗殺の可能性はかなり高い

片岡『夏は長いわ！じっくりチャンスを狙ってこう!!』

片岡の言葉に皆に気合いが入る

片岡は文武両道で面倒見が良く颯爽として凛々しい姿からついたあだ名が『イケメグ』

彼女程の出来る人が…何故E組に落ちたのだろうか

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片岡『律！タイムは？』

律『26秒08。片岡三の自己記録には0.7秒届いていません』

片岡『ブランクあるな…任せてと言った以上は万全に仕上げておかないとね』

そう言い片岡は泳ぎを再開する。それを見て茅野とAは「かっこいい…」と言ってしまう程だ

A「やっぱり片岡さんは凄いです…そしてイケメン……」

渚『責任感の塊だね…;』

殺『確かにかっこいいです』

いきなり現れたタコに三人は『殺せんせー!?』と驚く

タコはニヤリと笑い

殺『何を任せられたかは知りませんけどねぇ』

と言った。渚は水殺を悟られてはいけないと思い話題を逸らす

渚『殺せんせーさぁ…巨乳女優の田出はるこにファンレター送ったでしょ』

殺『にゅやっ！何故それを!?』

タコは随分の焦り様だ

渚『貴方を見ると私の触手が大変元気になるのですとか…普通に見たらセクハラだよね』

このタコ教師…いや、生物としての誇りは無いのだろうか

律『片岡さん。田川心菜さんからメールです。……またべんきょ教えて欲しいんだ～♡とりま駅前のファミレスしゅーご～☆☆…以上です』

田川心菜という人物のメッセを見る限り知能指数が劣っているのだろうと思う

片岡『…分かった』

片岡は少し浮かない顔をしながらプールを出た。そんな片岡をAは心配する

A「…友達と会うのに暗かったね……」

殺『少し様子を見に行きましょうか。皆から頼られている人は…苦しみを一人で抱えてしまいがちです』