幼馴染は元A組2 (ページ31)

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怒りの時間ページ31

A「いい加減にしろ!!」

皆『ビクッ!!』

Aが大きな声でそう言い、皆は目を見張る

A「E組だからって馬鹿にしないでください…皆は頑張って努力してるんです。それなのに…貴方達はそれを踏みにじりましたよね？」

さっきの大きな声とは一変、落ち着いた声でそう言うがどこか得体のしれない恐怖が押し寄せて来る

目の前には牙を向けた得体の知れない”何か”が見え、A組…E組の皆も怯えている

A「…絶対にE組は勝ちますから……貴方達の様なクズな人には負けません」

Aは舞台から降りE組の皆の前でこう言った

A「……す…凄い怖かった……！」

皆『……;』

皆はさっきのAと今を比べて唖然としている

A「…わ……私達には…もっと凄いターゲットが居るから…勝たないとあの先生は殺せない…」

Aがそう言うと片岡は

片岡『確かにそうね！さぁ、サクッと戦りましょ!!』

そう言い皆は前を向いた

__

片岡『Aさん!!』

片岡からパスを受け取る…現在2点差すぐそこにゴール……シュートすれば勝てる

A「これで…！」

ﾊﾞｽｯ……

バスケットボールが入る音が聞こえ続いて『ピーッ』とホイッスルの音が聞こえた

審判『…E組の勝ち……！』

E組『やっ…やったー!!』

E組がそう歓喜しているとA組から罵倒の声などが聞こえるがそんな言葉は届かない

茅野『Aちゃん！さっきの試合……凄くかっこよかったよ!!』

A「へ…？」

思わず素っ頓狂な声を出してしまう

片岡『ね！A組なんかに負けず頑張って戦ってたし凄いよ!!』

A「え…えっと……」

皆にそう言われ戸惑ってしまう…でもどこか温かく感じた

A「…ありがとう……//」

そう照れくさく言うと皆は『かっ…可愛い…!!』と言った。仲良しか←

速水『さて…男子はどうなってるかな』

速水の言葉で歓喜していた体育館が静まった

A「…大丈夫だよ！」

どこか不安を感じながらAは言った