幼馴染は元A組2 (ページ25)

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球技大会の時間ページ25

__蝉も鳴き始め、日差しが眩しいやっとの梅雨明け

杉野『やっと梅雨明けだー！アウトドアな季節ですなー…どっか外で遊ばね？』

渚『うん。何しよっか』

業『じゃ、釣りとかどう？』

A「え……」

釣りその言葉を聞くと嫌な事しか思い出せない

渚『いいね！今の時期は何が釣れるの？』

業『夏場はヤンキーが旬なんだ。渚君を餌にして逆にお金を釣り上げよう』

Aはよく業と帰るためヤンキーから金を巻き上げる光景をよく見る

それを見る本人は相当な苦痛であろうが帰りにいちご煮オレを買ってくれる為、一緒に帰るのだ

何という精神…甘い物大好きなんだなとしか私は言えない

A「……野球…」

ふとグラウンドの方を見ると野球をしている練習生が居た。今度の球技大会があるため練習をしているのだろう

一人、こちらの存在に気付くとこちらに向かってきた

進藤『ん？杉野じゃないか！久々だな』

杉野『……おう』

杉野は少し間を空けて返事をした…E組は成績を上げるため部活動は禁止されている。バツが悪いのだろう

進藤『来週の球技大会投げるんだろ？』

杉野『まぁ…投げたいかな』

二人がそう話していると野球部の一人が言った

『しっかし…いいよな杉野は。E組だから部活ないから遊べるだろ？』

嫌みったらしく言うその言葉に杉野は黙り込んでしまう

進藤『よせ。傷付くだろ？部活と勉強の両立は選ばれた人間しか出来ないんだよ』

…この人達も本校舎の人間。エンドのE組になると仲良しなんて物は壊れる

業『へぇ～…まるで自分達が選ばれた人間みたいに言うね』

業が煽る。進藤はそれにこう答えた

進藤『そうだよ。気に入らないか？なら、来週の球技大会で教えてやるよ…選ばれた人間とそうでない人間…この歳で開いてしまった大きな差をな』

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書き方変えました！どうですかね……？