【僕のヒーローアカデミア】B組の王子様 2 (ページ38)

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思い出話をいたしましょうページ38

ダ「……………昨日俺に傘寄越してきたクソ餓鬼だ」

ロ「へー…傘をねぇ……

って…オイ待てダニー昨日あの雪の中傘貸してくれた恩人にクソ餓鬼はないんじゃないか?
そして傘の色何色だ?」

ダ「あ?あー……青?」

ロ「お前の忘れ物だよそれ‼
借り物だったのかよ!?」

ダ「別に良いだろ…また会える確信もねぇんだし」

ロ「だからって借りパクしようとしない!!!」

またギャーギャーと言い合いを始める二人……
飽きないのかな…?

ロ「ごめんね～お嬢さん……」

　『あ別にお気になさらないでください
傘返ってこないの覚悟の上でしたし…あげるつもりだったので……』

ダ「じゃあ貰うぞ」

ロ「ダニーは遠慮をしなさい‼
ホンットにごめんね～家のバカが……お嬢さん名前は?」

お母さんだ……反抗期の中学生とそのお母さんのようにみえた……
てかダニー?さんのこと無視してるけど……大丈夫なのか…?

　『えっと……絵画Aです』

ロ「ん!?日本人!?」

名前を名乗ると驚くアフロさん……
まぁ驚くのも無理ないか…遺伝とはいえ私の髪色は金髪だし目の色も緑だ…
つまり…日本人らしくない

ロ「そっか～……俺はロマーノ!
昨日はありがとな!ホラダニーも‼」

ダ「チッ…何で俺も……」

ロ「恩人!この子恩人だから‼」

ダ「……………ダニエルだ…忘れんなよクソ餓鬼」

ロ「何でそんなこといっちゃうかな～……
Aも何か言い返していいんだよ?言うこと聞いてたらコイツの為にならねぇから!」

　『あ……はい…』

お母さんみたいだ………

ロ「へっ………?」

ダ「オイ餓鬼俺はコイツの子供じゃねぇぞ‼」

　『え……あ声に出てました…!?』

ダ「ガッツリな」

　『嘘!? す…すみません!失礼な口きい＿＿…』

ロ「アッハッハ!」

へっ…………?

ロ「確かにそう見えるのかも知れねぇな!
俺しかダニーの面倒みれないよな～」

ダ「んだと!?」

ロ「そういうとこだろ～!」

あっ…この人……いい人だ!!!

こうして…私の脳内では
ロマーノさん=いい人
ダニエルさん=凍死しそうだった人…失礼な人

という謎の方程式が出来上がった