【僕のヒーローアカデミア】B組の王子様 2 (ページ32)

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『ハァ…ハァ…ゴホッ……』

口の中血の味する…気持ち悪っ……

　「耳障りな音だなぁ…君が演奏者かい?」

　『ヴィ……ラン…!』

最悪だ……見つかった…‼

『音楽』を使ったんだが……見方にはパワーアップ敵にはダメージを与えるように弾いていた…
誤算だった……まさか近くに敵がいたなんて…!

　「その様子だとかなり毒を浴びているようだ
倒れるのも時間の問題……といったところか」

　『だ………まれ!
皆のところには…い……かせない…‼』

　「ふむ…王子様気取りか……カッコいいな」

　『うるさい‼』

銃を描き敵を攻撃する…

　『! いない……』

　「毒のせいもあってかスピードが落ちている
そんなんじゃ私にはあたらないぞ?

ヒーロー科絵画Aさん?」

　『ッ!』

　「………君も私も一種の「エンターテイナー」どうだろうここは魅せる勝負といこうじゃないか」

　『魅せる……勝…負…?』

戦闘許可……といっても自衛のための戦闘許可だ
敵を倒すことじゃない……

ここは距離を保ちつつ逃げるのが賢明……
奴の口車に乗っておき隙を見て……

　「ルールは簡単だ…どちらが美しく……
殺れるかだ…‼」

　『‼』

　「((ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁぐあっ…‼」

ルールを言い終わる前に襲いかかってきた敵……
先手を打っておいて良かった…

　『アンタ…音の発信源の私を攻撃して発信している物は壊さなかっただろ……

実はあれには電気製のバリアも持たしていてな
敵と判断したものに電気が流れるようになっている
アンタはバリアの敷地内に入ろうとしたから攻撃された……』

　「コレは誤算だったな……」

　『ウｯ……ゴホッ…ゲホッ……』

　「だが君も時間切れのようだ……
君もかなりの戦闘力があるからゲットしておきたかったが……仕方がないな…」

息が…上手くできない……頭がボーッとする……
最後に見たのは…敵が去っていく後姿だった……

　『ま………』

待て…そう言い終わる前に

私は…意識を手放した……