【バンドやろうぜ!】和風系バンド【男主】 (ページ44)

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紅葉編‐7 ページ44

荒「フッ……完っ璧‼」

あれから少し時間がたち、どうやら荒木のメイクは終わったようだ

西「おぉ出来たん……?
て……うおぉぉぉ!?」

猫「なにそんな驚いて…… ＿＿…!?」

荒「フフンどぉお?私の最高傑作!」

サキュバスの姿は先程と打って変わって大分と変わっていた……

雨「………まぁ、マシにはなったのではないか?」

荒「でっしょー‼ナチュラルメイクにしてみたの
そばかすやらニキビやらは下地やファンデ使って～
眉整えて～それからそれから～‼」

西「そういうん長なりそうやからええわ」

荒「ちょっと!?」

猫「まぁ、これで審査員の眼にとまる顔になったわけだ……第一関門突破ってとこか」

「フ…フン!アンタ達もやっと私の可愛さに気がついたのね‼」

雨「(厚)化粧のお陰でな」

「はぁ!?なんなのコイツ～‼
いつもこんな感じなわけ!?むかつく‼」

西「いや…いつもはこんなんとちゃうんやけど……」

「えっ……や、やだ
じゃあ私にだけこんな態度ってこと……?アンタもしかして私のこと……」

雨「はぁ?」

サキュバスが顔を赤らめ勘違いを起こそうとしたその時だ……

「デテイケ」

「「「「!?」」」」

「コノ森カラデテイケ!!!」

「キ…キャー!!!」

森のどこかから声が聞こえた……

雨「誰だ」

「ア、アンタ達男でしょ!?このキュートでプリティーな私をちゃんと守りなさいよ‼」

「ウルサイゾ、ソコノ女……オ前カラ始末シテヤロウカ…?」

「ヒッ…!」

茂みかガサガサと動いた

雨「! 貴様等来るぞ‼楽器を構えろ
デュエルギグだ!

今宵紅葉のライブ…いざ参る!」

デュエルは紅葉の勝利に終わった…

「グッ……ナンダコノメロディーハ……

最っ高ス…!ヤベェくらい痺れました‼」

雨「はっ……?」

茂みから出てきたのは頭が3つある犬…ケルベロスだった……

「自分ここで昼寝してたんスけど!
アンタ達があまりにも安眠妨害だったんで一泡ふかせようと思ったら逆にこっちが一泡ふかされちゃいましたよ～‼」

雨「あ…あぁ……こちらこそ睡眠時間を邪魔して悪かった…な……?」

「いえいえ!お陰で良いもん聴けました‼
オレっちアンタ達のファンです‼それじゃ!」

そう言ってケルベロスは上機嫌で去っていった

猫「なんだったんだ……」

西「………魔物ってあんなんばっかなん?」

「あの…サキュさんがココにいるのは確かでしょうか?」

荒「今度は誰…!?」