【バンドやろうぜ!】和風系バンド【男主】 (ページ41)

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紅葉編‐4 ページ41

鬼「え!?河童さん結婚するの!?
やだぁおめでとう‼式には呼んでちょうだいね!」

雨「オイ」

鬼「えぇ!?3丁目の蜘蛛野さんエリート会社に入社!?本当に!?」

雨「オイ、魔物」

鬼「やっだぁ!今日蛙川さん合コン!?
私も連れていってよ～!私もそろそろ出会いが欲しいわ～」

雨「オイ魔物‼」

紅葉の一行が連れていかれたのは酒場……と赤鬼はいっていたが
雨宮達のイメージする酒場とはまるで違い…バーのようなものだった……

しかも赤鬼は仕事の内容を教えず常連客とおしゃべりに夢中……

西「アカンはこの赤鬼、話に夢中になってこっち気づいてへん」

猫「空も成長したらあんな感じになるのか…?」

荒「ならないわよ‼」

雨「魔王を倒さないがぎり俺達は元の世界へ帰れない……
だがこの調子では俺達独自で調査した方が早いかもしれんな」

西「大河のこの口調にも慣れへんしなぁ」

赤鬼の隙を見てこの店を出よう。紅葉の皆がそう決心した時だった……

「ママ～!私また落ちちゃった～‼」

一人の女性が泣きながらバーへと入ってきた

鬼「サキュバスちゃんじゃない‼
どうしたのそんなに泣いて!」

「聞いてよ～!」

西「常連客やろか?」

荒「さぁ?」

「女優オーディションに応募したんだけどね!?書類審査で落とされたの～!
どうして!?私こんなに可愛いのに‼」

等と席に座り泣きわめくサキュバス……

鬼「まぁサキュちゃんを落とすなんて審査員もバカねぇ‼ママがガツンと言ってやるわ!」

雨「そこまで可愛くないだろう……」

「な、なによアンタ!こんなに可愛い私に向かって失礼ね‼」

いや、雨宮の言ったことは真実である。
彼女は特別顔が可愛いというわけではない……

猫「いや可愛くねぇぞ」

「なっ……!?」

鬼「ちょっとアンタ達‼」

それを聞いた赤鬼はご立腹だ……

猫「第一顔からして良くねぇ。
ニキビにそばかす、隈……テメェ普段なに食ってんだよ」

「え?え～っと……
お肉でしょ～ラーメンに、あ!あとスナック菓子にコーラ‼」

荒「食生活からしてアウトね……
そんなんで女優って……ナメてんの?」

西「そりゃ書類審査で落とされるわ……」

「な、なによアンタ達‼だったらアンタ達が私を受かるくらい可愛くさせてみなさいよ‼」

猫「良いぜ」

「へっ………?」

荒「私達があなたを可愛くしてア・ゲ・ル♪」

雨「ただし」

西「途中でへばったアカンで?」

皆は真っ黒な笑みを浮かべていた……