【バンドやろうぜ!】和風系バンド【男主】 (ページ40)

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紅葉編‐3 ページ40

鬼「っつても……あなた達のその服……
この魔界じゃ地味ねぇ。私が良いカンジの服に変えてあげるわ‼

そーれ!」

鬼がそう言うと雨宮達が光に包まれ、服が変わった

西「なんやこれ!?アンタなにしたん!?」

雨「オイ…魔物お前何をした」

鬼「やん!そんなに睨まないで興奮するから‼
ちょっとした魔法よ～!」

猫「妖怪なのに魔法?なんか矛盾してないか?」

鬼「細かいことは気にしないでちょうだい」

荒「てか、その魔法で私達のこと元の世界に帰せたんじゃ……」

鬼「さっきも言ったけど私達魔王に魔力を奪われたのよ～!あなた達を帰す魔力は残ってないわ。

あなた達にはバンバン働いてもらわないとね!
あなた達は私の経営してる酒場を手伝ってね!
お客さんから魔王の情報を聞き出すのよ‼たまに魔王の下部が来ることあるんだから!

んじゃまぁまずは手始めに……」

鬼の指差した方には大きなコウモリの魔物が、群れになっていた……

雨「! 魔物か…‼」

鬼「アンタ達の演奏で彼らを魅了してきなさい

ファンもゲット…!客もゲット…!店の利益が上がるわ～‼」

西「絶対後のが本音やで」

猫「俺もそう思う……でもまぁ進まないと元の世界に帰れないわけだしやるしかねぇか」

荒「えぇ。じゃあ大河いつものよろしくね!」

雨「フン………今宵紅葉のライブ…いざ参る!」

紅葉の演奏が始まる……

ﾜｧｧｧｧｧｧ!!!

ライブが終わると歓声が鳴り響いた……

雨「さっきのコウモリだけじゃなく、別の魔物もいるな……
俺達の音に引き寄せられたということか…?」

荒「何しろ、魔界でこれだけの歓声が集まるってことは私達の音楽…魔界にも通用するということね」

西「おん‼」

鬼「アンタ達やるじゃな～い‼
やっぱり私の思った通りだわ!

この実力なら申し分ない……これで正社員として働いてもらえるわ～!」

猫「…………俺等正社員になるとは言ってないんだがな…」