【バンドやろうぜ!】和風系バンド【男主】 (ページ34)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:11,200 hit

六章 2話ページ34

雨「…………」

猫「…………」

荒「…………」

西「…………」

今日は打ち合わせ、といって夏目の学校へと出向いた紅葉だったが……

雨「………軽音部って…ここですか…?」

猫「いやいや何かの間違いだろ
こんな暗い部屋…魔術部とか黒魔術研究部とかそんなの感じの……」

荒「しかもスプレー缶で落書きされて……
なにここ不良の溜り場!?」

西「いやでも確かに軽音部って」

軽音部…とかかれた部室は
カーテンは閉めきられ…部室の扉や窓には赤いスプレーで落書きされた痕があり……
とても部室と呼べるものではなかった

雨「ひとまず…あ、開けますよ……!」

雨宮が意を決し扉へと手をかける……すると…

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

「紅葉の皆さんですね……いらっしゃ……」

手をかけた瞬間扉が開いて……中から髪がボサボサの男子生徒が出てきた。その姿はまるで幽霊のようで……

雨宮は喉をヒッと鳴らした……いや雨宮だけじゃなかったかもしれない

荒「いっ…いぃやあぁぁぁぁ!!!」

西「ちょ!?空!?」

「え……?グハッ‼」

怯えた荒木がその男子生徒に腹パンをかました
気絶する男子生徒……そしてどこから出したのか荒木の手にはお札が…

なんだこのカオスな絵面…

荒「悪霊退散悪霊退散悪霊退散
悪霊たいさーん!!!」

猫「オイ空!
そいつ人‼人人‼生きてる生きてる‼」

雨「勝手に殺さないで!生きてますから‼
ちょ…!この人気絶しちゃってますよ!?ひとまず中に運んで～‼」

西「アンタしっかりしぃや‼」

皆は気絶した男子生徒を部室の中へと運んだ

荒「悪霊たいさーん!!!」

西「空は戻ってきてぇぇぇ!!!」