【バンドやろうぜ!】和風系バンド 【男主】

二章 3話 ページ14

雨「ライブハウスエデンでファイナルイベントやりまーす‼
良ければ来てくださーい‼」


………フゥ…
やっぱり足止めてくれる人は少ないなぁ……
皆チラ見して素通り…フライヤー貰ってくれる人も少ない

四人でやったらまだ違ってたんだろうけど
ウチのバンド個人主義みたいだからなぁ……


〜次の日〜

雨「ファイナルイベントやります!
良ければどうぞ‼」


〜そのまた次の日〜

雨「ライブハウスエデンでファイナルイベントやります!」


やっぱり受け取ってくれる人は少ない……
皆目に止めるだけで足は止めてくれない
練習との両立もしなきゃいけないし……ハァ…

それを遠目でみる人が3人……


西「大河君…ずっとあそこ立って宣伝しとるなぁ…」


荒「すごい根性よね……私には出来ないわ…
練習にも支障出さないしね…」


猫「………」


〜回想(猫塚side)〜

夏「? ………大河のこと何も知らないの?」


雨宮が帰ったあとあの夏目とかいう奴がそんなことを言い出した


猫「どういうことだよ」


夏「…そっか……大河話してないんだ…」


西「えっと……夏目ちゃんやんな?
君は大河君のことなんか知ってるん?」


夏「………大河の過去については勝手に話したら大河に怒られるから……
でも…大河が何でこのライブハウスに思い入れがあるのかは教えてあげる」


アイツの…過去……?


夏「大河にとってマスターは恩人なの

訳あってソロの道を歩むことになった大河はここのマスターに結構良くしてもらったみたいだよ

だから…このファイナルイベントは大河にとってはマスターへの恩返しなの」


猫・荒・西「………」


恩返し…ねぇ……


西「…なんや悪いことしたなぁ」


荒「そうねぇ…事情を知らなかったにせよちょっと酷いこと言ったわね……」


猫「おい夏目
雨宮の過去ってなんだ なんでソロ活動してた」


夏「それは…大河本人の口から聞いた方がいいと思うよ」


〜回想(猫塚side)終了〜

猫「オイ お前ら行くぞ」


西「………へ?行くってどこ行くん?」


猫「決まってんだろ…雨宮のとこだ」

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