【バンドやろうぜ!】和風系バンド【男主】 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:11,216 hit

プロローグ～出会ったことのないメンバー～ 1話ページ2

～雨宮side～
雨「…場違いじゃないですよね?僕こんなところで歌うんですか…?」

猫「何…ボサっとしてんだよ…あん時の勢いはどおした?」

荒「そうよぉ～!私達こんなところで演奏出来るのよ?ワクワクするじゃない!」

西「まぁまぁ…緊張するのも仕方ないんとちゃう?俺ら会うのも初めてやし…いわばぶっつけ本番やん!無理ないで～!」

猫「だからってこんなあがり症ヤロ～とは思ってなかったぜ…」

雨「ｳｯ面目無いです…」

そう…僕らは今日初めて会うメンバー…
いつもネットで活動している僕達は顔を合わせるのは今日が初めて…ジョニープロデューサーに声をかけられたときは本当に驚いた…

荒「にしてもなに考えてるのかしら…あのプロデューサー…」

西「こんなネットでしか活動してないバンドに声かけるなんてな…正式にはバンドすら組んでへんのやけど…」

猫「この大会に出たのだってダメ元だろ…仮に優勝してメジャーデビューってなっても俺らの音楽性は全く違う…メジャーデビューしてもしなくてもこれで最後終わったらハイさようならだ」

雨「…でも!ジョニープロデューサーは僕らに可能性を感じたからこの大会に招待したんだと思います…!僕らの演奏は息ピッタリでしたし…その…!」

猫「あのなぁ‼ネットでならいくらでも編集出来るだろ!お前の歌声だって俺らの演奏だって編集一つでどうにかなるんだ!
俺は今のお前らの演奏…本物だなんて思ってねぇよ」

雨「あっ……」

荒「…私も本物とは思えないわ…私はここで演奏して優勝してもしなくてもサヨナラするつもりよ
だって見えないもの約束された未来が…動画の視聴者は手を叩いて見てくれるけどあくまで暇潰しにしかなってないのよ?こんな人達と組んでも意味ないわ!」

西「ちょっと二人とも言いすぎとちゃう?もうちょっと優しゅう言われへんの?
えっと…ボーカル君!あんま気ぃ落としなや!
まぁ…俺もこのバンド続く気せえへんけど…頑張ろうや!」

雨「…はい」

ジ「“ビギニング・Ｒ”もいよいよ終づめ!
次はネットで大活躍中のこのバンド!紅葉の登場だー‼」

猫「…出番みたいだな」

西「よっしゃ!気合入れていくでー‼
ボーカル君!なんかかけ声よろしゅう‼」

雨「えっ…!えっと…
今宵紅葉のライブ…いざ参る‼」