悪女にされた人気声優の日記と恋[鈴木達央]2

悪女じゃなかった2 ページ3

Aside
徹也「ごめん。本当は気づいてたんだ。
気づいてたのに止めることも
声をかけてあげることができなかった。
見てみぬふりしてとめることもなく
ほったらかしで。
最低だよね。ごめん。」


慎之介「あの日記を見て確信したよ。
あの日、あの時君の目は今にも泣きそうな目だった。
もしかして？と思ったけどやっぱり悪女じゃなかったんだね。
自信は無くとも一声かけてあげたら良かった。
ごめん。」


聡「ごめん。気づいてたのに。
俺は杉原に君が脅されているところを
何回か見ているのに
止めることもできなかった。
後悔しかない。
ごめん。」


拓篤「俺は達みたいにいい事も言えない。
だけどいい事言えなかったとしても
一声かけてあげるべきだったね。
後悔しかないよ。
何もしてあげれなくてごめん。」


翼「尊敬していた先輩って書いてくれて嬉しかった。なのに君の事を信じてあげれなかった。
どうして話を聞けなかったのか
どうして泣いている子をすぐに信じてしまったのか
もう後悔しかない。
君にたくさん酷いことをした。
本当にごめん。
こんなことして俺が言える立場じゃないけど
もう一度だけ
透き通った声、太陽の笑顔を見せてほしい。」


やっぱりな。

ここを離れたくないな。

また一緒に仕事したいな。

「江口先輩。3年だけじゃ足りませんよね。
5年、10年これからも一緒に仕事しましょう。
木村先輩。役者さんなのに杉原の演技を見抜けなかったのは残念でした。でもこれからも20年以上一緒にいましょう。
神谷先輩。私を信じてくれなかったのは正直ショックでした。だけどそんなふうに思ってくれて嬉しかったです。
小野先輩。気づいてくれていたんですね。
気づいてくれていただけでも嬉しいです。
岡本先輩。なんか最近私に声かけようとしてくれていたのはわかってました。嬉しかったです。ありがとうございます。
柿原先輩。気づいてくれてありがとうございます。
柿原先輩は私を見る目が優しかったので嬉しかったです。
立花先輩。あの時変だって思ってくれて嬉しかったです。これからも一緒にいろんなところに行きましょう。
日野先輩。私が杉原に脅されているところを何度も見ていたんですね。何度か止めてくださろうと視点くれましたよね。ありがとうございます。
寺島先輩。いつも何か言おうとしたら杉原に呼ばれて。でも声をかけようとしてくれたのは嬉しかったです」



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