君にみえるもの

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パトカーが何台も敷地内に止まり大勢の警察官が事件について調べている｡
敷地の外には大勢の野次馬が中を覗こうと集まっていた｡

ミ｢UDIラボの三澄です｡｣

身元を名乗っても出来てまだ2年も経っていない施設を一般の警察が知るはずもなく話していると
向こうから顔をしる刑事が顔を見せた｡

が､彼はこちらに気づいていないようなので声をかけ
る｡

貴｢おーい！毛利さーん！｣

こちらに気づいた刑事の毛利忠治さんは歩いてきて
中に通してくれた｡
部屋へ向かう途中で今回の現場と事件内容について話してくれた｡

貴｢練炭ね...｣

するとミコトが練炭について語りはじめる｡
ミコトの過去については少しだけ聞いたことがあるため少し気がかりだ｡






部屋に入ると､眠るように
亡くなっている4人の姿が目に入る｡

毛｢4人とも肌がサーモンピンクに変化しています
一酸化炭素中毒の特徴ですよね？｣

ミ｢ですね〜？｣

そんな会話を気にせず
隣にいる久部くんにちょっとした豆知識を披露する｡

貴｢昔はね､マグロに一酸化炭素注入してたんだよ？
ピンクのままで新鮮に見えるように｣

六｢キモ｣

貴｢ふふっ､はっきり言うね(笑)｣

会話をしながら調べていると
若い女性の手首に傷をみつける｡

貴｢ん？これ､縛られてた痕だね｣

毛｢物騒事言わないで下さいよ〜
内側だけだしリスト カットの痕でしょ〜？｣

これだから知識のない人は...
ミコトがすかさず説明してくれる｡

ミ｢これは切り傷ではなく擦り傷です
片手だけ柱か何かに縛り付けられていた場合
こういう痕になることも...｣

毛｢またまた〜｣

もう何言っても無駄だと思い
毛利さんの事はミコトに投げて久部くんの元へ

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