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貴方Side
あれからどれほど時間が経ったかは分からないが
水面がかなり上がってきて、その分狭く感じるわけで...
六「もう...ダメなんじゃないですか?」
そんな事を言う久部くんに頷きたくなる気持ちも
膨らんで来た。
だけど、ミコトはいつもと変わらず強かった。
ミ「酸素が少しでも残っているうちは死 なない
完全に水没しても、
息を止めてじっとしていれば2〜3分はもつ」
貴「それに...」
小さな声で呟いた私の言葉ね続きを聞きたげに
2人が“それに?”と声を揃えて尋ねてきた。
それがおかしくって笑いながら
貴「それに...系くんだから大丈夫(笑)」
その言葉にミコトは呆れながら
ミ「こんな状況での惚気はいりませーん(笑)
でも...人間は以外としぶとい」
六「生き残った女の子みたいにですか?」
論文...いや過去について語りだした。
⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆
六「結構...かなり怖いっすね...死 ぬの」
話を聞いた久部くんは
自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
ミ「方位学の7K、残り3つは
結構・かなり・怖い
...冗談」
いや、あながち間違いでもないだろう。
常に死と向き合う仕事なのだから。
こんな時に限って頭痛がおきる。
あいにく薬は水に吸い込まれてしまった。
あまりの痛さにミコトの手をぎゅっと握ると
心配そうに顔を覗きこまれる。
貴「ごめ...頭痛くて(笑)」
ミ「あ、薬...水の中」
六「大丈夫ですか?」
貴「大丈夫、大丈夫。すぐ治まるから」
ミ「喋らなくていいから、もうちょっと頑張れ」
痛さに顔を歪めながら
頭の中にか浮かぶの彼の優しい笑顔だけだった。
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よむ(プロフ) - 青龍 葵さん» ご指摘ありがとうございます!修正しておきます! (2018年3月22日 14時) (レス) id: b7a6c1365a (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 誤字訂正と区切りをお願いします!P15の中堂sideで「無機質な音がこだまする中室長が部屋に…」の「室長」では無く『所長』です!また「…中室長(所長)」の「中」後に『、』でも入れて貰えませんか?読みにくいです。 (2018年3月18日 16時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
よむ(プロフ) - 葉月さん» こちらこそありがとうございました!そう言っていただけると嬉しいです^^* (2018年2月18日 0時) (レス) id: b7a6c1365a (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - ありがとございます!!よかったです! (2018年2月16日 22時) (レス) id: 120fc56fac (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - よむさん» はい!ありがとございます!よろしくお願いします。 (2018年2月10日 19時) (レス) id: 120fc56fac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よむ | 作成日時:2018年1月20日 16時