れっつら待機 ページ4
「って、おいA!!泣いてるじゃねえか!!」
「うわあぁぁ!!う、あ、えーとA、だ、大丈夫か?!」
「大丈夫大丈夫、こういう能力だから。」
「ルフィからは聞いていたが、実際はこんななのか…すげぇな。」
私に駆け寄ってきた一味が涙を流す私を見て眼の前であたふたするのが面白くてくすくすと笑ってしまう。
その笑った顔を見て皆がぽかんとした顔になる。
え?そんな泣き笑いって珍しい?
「なるほど、ルフィのやつが言ってたのはこういうことか…、よっしゃ!!おれとフランキーはもう1つ食器セット出してくるぜ!!」
「じゃあ、俺は料理だな。」
「配膳はまかせろ!」
「ヨホホホ!楽器の手入れをしませんと!」
と、すぐに宴の準備へと切り替わる。
何だったのかはよくわからないが私も手伝わねば。
「ナミ、ロビン!なにかすることは…」
「おっと!Aは宴をするまではさ正式な仲間じゃないのよ?」
「あ、確かにちゃんと挨拶してないし、皆もいきなり入るって言われて警戒するもんね…」
「いやそれはないのだけれど…そうだ。じゃあ、ルフィとあっちで待っててくれない?」
「え?」
============
「おぉ〜!!すんげぇうまそうな匂い!!」
「ほんとだ…って、まだだよ〜ルフィ〜」
この船…サウザンド・サニー号のライオンの頭の上。
ナミが、食べないようにあっちで待っててといった瞬間、ルフィの特等席のここに案内された。
「わかるでしょ?ルフィの食欲。あっちで引き止めて!」とのことだ。
確かに、2年前に一緒にアイス食べたときに知ってるけど…なんで知ってることを知ってるんだろ?
「Aー?」
「はっ」
いけない、ボーッとしていた。
あの食欲おばけエースからも「うちの弟の食欲は尋常じゃないぜ?」と言われるほどの食いっぷりだ、目を離してはいけない。
「ほら、横の海見てみろ。」
「海?……わぁ……!!」
西側の海に、丁度夕日が沈んでいる。
もうこんなに時間がたったのか。
「この景色を、大海原で見るともっときれいなんだぞ。」
…そういえば、旅に出てから夕日を見るなど外の景色に目を向けたことはなかったかもしれない。
「明日も明後日もその後もずーっと、一緒に見ような!!」
「…!!ありがとう!!」
============
(告白だ…)
(告白だよな…?)
(若いですね…)
(もしかしてA気づいてない…?)
(似たもの同士ね…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっだこ(プロフ) - うああああああありがとうございますううううう!!!で、大丈夫すか??? (2023年2月26日 19時) (
レス) @page3 id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - ちょっともう,,,なんかもう,,,うあああああ(どした？) (2023年2月26日 14時) (レス) @page8 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - みこさん» ありがとぉぉぉ！！！！！！ (2023年1月15日 16時) (レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
みこ - すきぃぃぃ！！！！！！ (2023年1月6日 20時) (レス) @page7 id: ec82ef838c (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - ひめさん» コメントありがとうございます!ルフィとの合流、ほんと長かったですね〜。書いてる側もちょっとホッとしましたε-(´∀｀*) (2022年11月16日 22時) (レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっだこ | 作成日時：2022年11月15日 23時
