ぐるぐるまき ページ3
=Aside=
「A」
「なに?ルフィ」
「Aー?」
「…」
「A…」
「おい!!見てるこっちが恥ずかしいわ!!」
「されてるこっちも恥ずかしいよ!!」
やっと皆と会えました。
どうも皆さんこんにちは、『泣き虫のA』です。
あの後ルフィの腕にぐるぐるまきにされて、停泊中の船にお持ち帰りされました。
そして今船内のキッチンスペース(?)でございます。外は雨だからね。
傘とレインコートが…と取りに行こうとすると、大丈夫!!持ってる!!と荷物も全て運んでもらってました。わお。
そして今、両腕でぐるぐるまきにされながら、胡座をかいたルフィの膝の上に座らされてます。顔が熱い…
「…おいルフィ、テメェ今武装色使ってるだろ」
「うん。そうだぞ。」
「そうだぞじゃねえよ!!!おまっ!ルフィ!レディに…レディになんてことしてんだ!!!!」
「そうですよ!!ルフィさん!なんて…なんて…!」
「「羨ましい!!!」」
…随分と濃い一味だ。思わず白目になる。
はじめのゾロの問いかけ以外全てカオスだ。
「A、あいつらには気をつけろよ。」
「うん、そうしといたほうが良さそうだねルフィ…」
「A、あいつらよりもこのゴムのほうが余っ程やばいわよ…?」
「よし!Aがやっと仲間になったわけだし宴するぞ!宴!!」
…わかりやすく話をそらした。周りのみんなもジト目で見つめている。
「ったく…おいルフィ、宴はいいが外見てみろ、今夜は難しいんじゃないか?」
「あ…ホントだな…どんどん強くなってる」
雨の音に耳を澄ますと、ザーザーと降っている。
…とても言いにくい。私の仕業だと。
海軍をぶっ飛ばして撒く為にわざと降らせたのだと。
「うふふ。A?全部声に出てるわよ?」
「…ｿｳﾃﾞｽｶ?ﾛﾋﾞﾝｻﾝ?」
バレたのなら仕方ない。ちゃんと晴れにしなくては。
ルフィのぐるぐるまきを解いてもらい、レインコートを着て外に出る。
甲板の真ん中に立ち、空を見上げ、両手を上に掲げ言う。
「晴れになあーれ」
次の瞬間、雨がピタリとやみ雲が消え、太陽があたりを照らす。
船の中の扉から押し合いながらこちらを覗いていた皆は顔を輝かせて、声を揃えてこう言った。
「「「晴れたーーー!!!」」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっだこ(プロフ) - うああああああありがとうございますううううう!!!で、大丈夫すか??? (2023年2月26日 19時) (
レス) @page3 id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - ちょっともう,,,なんかもう,,,うあああああ(どした？) (2023年2月26日 14時) (レス) @page8 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - みこさん» ありがとぉぉぉ！！！！！！ (2023年1月15日 16時) (レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
みこ - すきぃぃぃ！！！！！！ (2023年1月6日 20時) (レス) @page7 id: ec82ef838c (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - ひめさん» コメントありがとうございます!ルフィとの合流、ほんと長かったですね〜。書いてる側もちょっとホッとしましたε-(´∀｀*) (2022年11月16日 22時) (レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっだこ | 作成日時：2022年11月15日 23時
