私の最愛の人は空の人【名探偵コナン】

警察庁にて ページ47

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「降谷さん！！降谷さん！！」


　 あれから降谷さんはずっと手を引いたまま歩く


「きゃっ」


　 誰もこなさそうな場所に連れてこられて壁に押し当てられる


　 両手は掴まれて頭の上‥


「降谷さん‥？どうしました？」


「お前は‥行ってしまうのか？」


「え？」


「赤井の所に行ってしまうのか？」


「降谷さん…」


　 さっきの私と赤井さんを見て…。


　 降谷さんを見つめると悲しい目をしていた…。


「(あっ…)」


「私はどこにも行きませんよ。」


　 私の手を掴んでいた降谷さんの手の力が緩んだ


　 その隙に手を引いて降谷さんの両頬に手を添える…


「私は降谷さんの協力者です。

　赤井さんの場所には行きませんよ」


　 にこっと笑いかけると安心したように笑ってくれた


「なので安心してください」


「…良かった…」


　 力が抜けたようにしゃがみこむ降谷さんを追いかけるよう私もしゃがむ


「降谷さん…？」


「…自分の好きなやつが…赤井といるところ見たら…」


「ふふふ。

　私のこと大好きですか」


　 この場を宥めるように私が冗談を言う


「当たり前だろ。」


「へっ…」


「顔真っ赤だぞ。」


「だって…！！」


「…好きだ。」


「っ！！もぉ！！」




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