私の最愛の人は空の人【名探偵コナン】

大学にて ページ28

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「はぁ‥はぁ‥」


「ありました！！」


　 時計台の下の草むらに隠れていた黒の物体


「海野！工藤くん！あったか！？」


「はい‥だけど‥」


「今までみたいに一筋縄ではいかないみたいです」


　 降谷さんと風見さん‥そして水木さんがグッと足を止めた


「なんだと‥。」


「時間はあと10分。処理班は来ているんですか？」


「‥‥申し訳ないですが‥」


　 水木さんの表情と言葉で察する‥


「この型‥どこかで‥」



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『陣平くん？何読んでるの？』


『んあ？あぁ…。今日練習で失敗した型のだよ』


『陣平くんも失敗するんだね』


　 そう言って陣平くんの隣に座り本を覗き込む


『……わりぃ。これ出来るまでやっていいか？』


『いいよ？私見てるの好き…。

　そのかわり…』


『あぁ。終わったら…な？』


　 ニヤッと笑う陣平くんにキュンとした…



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「私…この型…知ってます」


「「っ！！！」」


「どこで！？」


「陣平くんも…苦戦した型です…」


「松田…」


「…私やります」


「でも！あと3分しか！！」


「ここで解体しないとどっちにしろぶっ飛びます。

　皆さんは離れていてください。」


「海野！何言っている！！」


　 私の言葉を察した風見さんが怒鳴り込む


「……。俺は残ろう。風見たちは向こうに行ってろ」


「しかし！降谷さん！！」


「いいから！！！」


「っ！…分かりました。行こう。水木に工藤くん」


「はい…」


「Aさん。待ってます」


「うん。ありがとう」



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