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翌日学校へ行くと
本当に、降谷零は私に沢山話しかけてきた。
これでもかってくらいに。
もちろん私は逃げた。逃げに逃げまくった。
なのに何なんだ、あの男
逃げても逃げても必要に追いかけてくるではないか。
唯一の友達に相談してはみたのだけれど、『聞くだけ聞いてみたら？』とか、『Aが思ってるほどアイツは嫌な奴じゃない』とか！！
なんだか降谷零を庇っているみたいで、私はとても複雑な心境だったよ！！
……とまぁ、こんな生活を毎日繰り返していくと、あっという間に中学生になっていた。
中学になると、異性に対する目とかが変わる年頃だから、きっと降谷零はもう話しかけてこないだろうと安堵していた
まさにその通りだった。
中学に上がってから、バッタり降谷零を見かけなくなった。
物凄く嬉しかった。
謎の地獄からようやく抜け出せたのだと思うと笑が零れてしまう。
クラスも違うし。
ただ一つ文句を言うとすれば、降谷零と私の友達が同じクラスだということ。
しかも、それはもう、めちゃめちゃ仲良くしてるってこと！！
友達とよくメールをし合うのだけど、友達からの内容には頻繁に降谷零の名前が出てくるのだ。
それはとても楽しそうに綴られた文章で、私は友達に『そいつと関わらないで』なんてなんとも子供じみた我儘が言えなかった。
気がつけば中学三年
受験生になっていた
私はもともと高校は公立の、そこそこ頭の良い学校へ行くつもりで勉強をしていたのだが、
友達がどうしてもここを受験しないか？と、半ば脅し混じりで、希望してた学校よりもワンランク上の偏差値の学校を受験させられた
結果、見事合格。
両親共に、子供が名の通った高校に通える事に喜びを感じていたみたいだが、私はまたもや複雑な心境だった。
それは合格発表の時に見てしまったのだ
降谷零の存在を。
この目に。しかと。映り込んできた。
降谷零は中学で、頭がめちゃくちゃ良くてイケメンで運動神経抜群という神がかったキャラをしていたから、きっと合格したに違いない
だってほら、それはもう幸せそうな顔で喜びを噛み締めているんだもの。
そんな彼を思わず見つめていた私もあれだけど、そんな出来事があって、複雑な心境なのだ。
降谷零に助けて貰ったあの日から6年経った今も、相変わらず前髪が長くて三つ編み
それプラス眼鏡を装備した私は
ふとこれを機に、前髪をざっくり切ってみようかと考えた
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ちゅんちゅん丸(プロフ) - 和美/美香さん» 佐藤さん幸せになれるといいですなぁ…… (2018年11月2日 21時) (
レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - そうですね。やっぱり辛いですね。 (2018年10月22日 16時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - 茜さん» なんとも嬉しいコメントありがとうございます！！！少しずつ更新頑張りますね！ (2018年10月17日 15時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - 和美/美香さん» 過去と今じゃ全然環境が違いますしね……(´ω｀ (2018年10月17日 15時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 切ないっ…こんなに心締め付けられる小説は初めてです。夢主ちゃんの気持ちに入り込んでしまって泣きました。とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年10月15日 18時) (レス) id: 40d28784a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゅん丸 | 作成日時：2018年7月7日 20時
