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「……降谷？僕の名前は安室透だけど…。人違いじゃないかな？」
ハッキリと否定された。
でも、どうしても、目の前の人物が…
私の、初めて好きになった人…降谷零さんにしか見えないのだ。
でも違うって言ってるし…やっぱり、ただ似てるだけなのか、な…
「すみません、人違いでした…」
引きつる口元を頑張って笑顔に変える。
安室…さんに失礼なことしちゃったかな…
「…まぁ、世界には3人同じ顔の人がいるって言いますしね。」
「そうですよね…。あっ、注文いいですか？」
「はい。承りますよ」
なんだか胸にポッカリ穴が空いたみたいだ。
自分でこの人は別人だと言い聞かせても、胸の奥は降谷さんだと叫んでる。
…そんなわけ、無いのに。
「以上で宜しいでしょうか？」
「はい。大丈夫だよね？工藤」
「……ん？あ、あぁ。」
なんだか工藤が遠い目をしている。
工藤らしくない
お腹でも冷えたのだろうか？
「どうかした？」
「…いや、ちょっと考え事」
「事件とかでしょ」
「まぁそんな感じ」
へへ、と笑う工藤
そんな辛そうな笑い方、見たこともなかった
だからか、相当難事件なんだろうとふんだ。
ふと安室さんが気になって、店内を見渡すとキッチン…？かな、そんな所で作業をしていた。
その姿が降谷さんと重なり、とてもカッコよく見えてしまう。
キュ、と胸が締め付けられた。
「安室さんの事、気になるのか？」
「え゛」
「さっきからずーーーーーーっと、目で追ってるからよ」
「……すこーし…ね？」
「ふーーん？すこーーーし、ねぇ」
工藤は目を細めて怪しげに私を見つめる。
なんだか本当に工藤がエスパーなんじゃないかと思えてきて、恥ずかしくなり窓に目を移すと
「あ、新一！！と……椎名さん！」
外には毛利さんとその友達の鈴木さんがいた
「げ！！蘭！？！？」
「げ！！って何よ！！」
そしていつものように2人の言い合いが始まる。
凄いな、店内と店外で喧嘩って…
なんだか可笑しくって、笑みがこぼれる。
工藤は私なんかじゃなくって、毛利さんともっと一緒にいればいいのになぁ
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ちゅんちゅん丸(プロフ) - 綟さん» です！！！ (2018年10月13日 20時) (
レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
綟 - まって、これ佐藤ちゃんが主人公のお話の過去の話ですか！？ (2018年10月11日 17時) (レス) id: 3f34752971 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - mike猫さん» 両作品をお読みいただきありがとうございます！因みに佐藤さんはその佐藤であってますよ〜！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
mike猫(プロフ) - もしかしてあの佐藤さんって殉職した彼氏が・・・のですか？私あの作品とても好きです！ (2018年9月4日 19時) (レス) id: 17838716ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - Reolさん» めちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます(´；ω；｀) (2018年7月7日 18時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゅん丸 | 作成日時：2018年6月10日 17時
