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「はは、流石探偵。何でもお見通しだね。」
「だてに事件解決してねぇからな」
それにしても、私服の工藤はなかなかレアかもしれない
結構カッコイイし、普通に街歩いてたらナンパとかされそうだ
「工藤って私のストーカーなのかってくらい、いつもいいタイミングで現れるよね…」
「そ、そそ、それはまぁっ、たまたまだよ！たまたま！」
「待ってその反応絶対に何かあるでしょ!!?えっ、怖いよ！！？」
「＿＿信じるか信じないかはあなた次第」
「パンドラの箱開けちゃったかね…私」
またいつものようなやり取りが始まった
だいたい押し負けるのは私だけど、たまに勝てたりする
探偵の工藤を論破するほど気持がいいものはないね！
……そうだ、さっきのこと相談してみようかな…？
「ねぇ工藤、私…さっき変なものを観たの」
「＿変なもの？」
「私と、安室さんと、昨日お世話になった方と、もう1人で一緒にいる光景」
「…。」
「しかも制服を着てたの。帝丹高校じゃなくて、もっと頭が良い高校」
これって何なんだろ？
そう問いかけると、工藤は少し悲しそうな顔をして言った
「それは多分、Aが1番わかってることなんじゃないか？」
…それってやっぱり、
私の”記憶”だって言いたいの……？
でもそれだとしたら……どうして私が安室さん達と一緒に…しかも、同い年だよ？
有り得るわけがないのに。
……そう、有り得ないんだよそんな事
「じゃあお前、自分の母親と父親の記憶はあるか？」
「……なにそれ、質問の意味がわからない」
「絶対に1度は思ったはずだ。
自分と両親は似てないって」
言い返す言葉が見つからない
それは肯定した証拠
事実なのだ。私がそう思ったことはある。
「確かに似てないけど…」
「それに2人のAに対する接し方にも違和感を覚えたりしなかったか？……
俺がヒントを出すのはここまでだ。
真実を知るか、知らないまま幸せに過ごすか
どちらかを選ぶのはAだしな」
頭がまた痛み出した
もし仮に、私が記憶喪失だとするなら
何かが起きて忘れざるを得ない状況に陥ったとしたならば
…それは過去の自分に対して被虐な行為になるんじゃないだろうか…
え、ちょっと待って
＿＿10年前の降谷さんとの記憶は何？
『もう大丈夫』
そう言って、私を守ってくれたあれは……
いったい”いつ”のもの……？
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ちゅんちゅん丸(プロフ) - 綟さん» です！！！ (2018年10月13日 20時) (
レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
綟 - まって、これ佐藤ちゃんが主人公のお話の過去の話ですか！？ (2018年10月11日 17時) (レス) id: 3f34752971 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - mike猫さん» 両作品をお読みいただきありがとうございます！因みに佐藤さんはその佐藤であってますよ〜！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
mike猫(プロフ) - もしかしてあの佐藤さんって殉職した彼氏が・・・のですか？私あの作品とても好きです！ (2018年9月4日 19時) (レス) id: 17838716ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - Reolさん» めちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます(´；ω；｀) (2018年7月7日 18時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゅん丸 | 作成日時：2018年6月10日 17時
