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見た目とは反して意地悪な昴さんの車が走る事1時間半
スマホのボタンを押して時刻を確認すると、10時を過ぎていた。
どうりで酷く眠気が襲ってくるわけだよ……
ふわぁと欠伸をして窓の外を眺める。
その先には、見覚えのある東都タワー。
どうやらもう少しで米花町に着くみたい
チラ、と隣で腕を組みながらスヤスヤ寝息を立てている工藤をみて、クスリと笑がこぼれた。
あんなに素敵な星を見せてくれたお礼を、必ずしなくちゃ。
「ありがとね、工藤。」
起こさないよう小さな声で、そう囁いた。
・
「それではAさん、おやすみなさい」
「はい！今日はありがとうございました！」
バタンと車のドアを閉めて、家の前で走り出す車を見送った。
工藤はまだ寝ていて、まだ起こしてあげたくない気持ちがあり、そのままにしてもらった。
昴さんの家と工藤の家はどうやらご近所なのだとか。
だからあんなにも親密だったんだね…
玄関の前に立ち、ドアを開けようとした
のだが、鍵が閉まっていて開かなかった
そう言えばお母さんは今日大事な用があるとかでいないんだっけ……？
「鍵持ってたかな…？！」
血の気が引いた。何故なら、私は今日鍵を鞄にいれた記憶がないからだ。
ドサッと乱暴に鞄を地面に起き、中を掻き回す
ない、ない、ない、
な、い。
「……どうしよう……っ！！！」
家に入れない！！
お母さんは何時にいつ帰ってくるかわからない。あの人は不定期に帰ってきてはまたどこかへ行ってしまう性分だ
お父さんもお父さんで、仕事がそんなに好きなのか、会社に泊まったりを繰り返す人だ。
ゲーム会社に務めているんだけど、今とても大きなプロジェクトに取り組んでいるだのなんだの言っていた
つまり私は、2人のどちらかが帰ってくるまで、
家に、入れない。
「やらかしたぁぁ……」
携帯で誰かに助けを求めたい！
でも充電が切れてしまった！！
まさに詰んだ状況
どうしよう、
このまま玄関に居座るのも……と考えた私は、公園のベンチに座って時が過ぎるのを待とうとした。
眠くて重い足取りで向かう
横断歩道を渡って、少し歩いたところにある普通よりも少し大きめな公園に入った
そして、近くにあったベンチに座り、更に頭を悩ませて数十分後
「おーい、そこの女子高生。」
どこからか、耳にスっと入る鈴のような声を持つ人から声をかけられた
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ちゅんちゅん丸(プロフ) - 綟さん» です！！！ (2018年10月13日 20時) (
レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
綟 - まって、これ佐藤ちゃんが主人公のお話の過去の話ですか！？ (2018年10月11日 17時) (レス) id: 3f34752971 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - mike猫さん» 両作品をお読みいただきありがとうございます！因みに佐藤さんはその佐藤であってますよ〜！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
mike猫(プロフ) - もしかしてあの佐藤さんって殉職した彼氏が・・・のですか？私あの作品とても好きです！ (2018年9月4日 19時) (レス) id: 17838716ed (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん丸(プロフ) - Reolさん» めちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます(´；ω；｀) (2018年7月7日 18時) (レス) id: 9003ee59c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゅん丸 | 作成日時：2018年6月10日 17時
