8.二人三脚 ページ8
「体育やだー」
『そう？楽しいじゃん』
「それはAちゃんが運動神経いいからだよ！私運動音痴だもん…」
しゅんと肩を落とす彼女。こういう所が小動物みたいでモテてるんだろうな。
今日は他クラスと合同で体育授業をするらしい。
「はいじゃあ男女でペア作ってー」
…終わった。え、どうしよう。なんでよりによって男女なの！
そんな制限なんかなければゆあと組めるのに。
そう思いながらゆあの方を見てみればとんでもない数の男子に囲まれていた。は？
『ちょ、ゆあ！』
私がそう声をかける前にどこからかロボロさんが現れ、ゆあの手を引っ張り守ってくれていた。どうやらあの様子だとゆあはロボロさんとペアを組むらしい
……ロボロさんがいるなら大丈夫かな。
じゃあ次は私のペア探しかぁと辺りを見渡して見ればいつの間にかペアが大勢出来ている。
これは完全に出遅れた。
このままだと先生と組むという恥ずかしい状況になってしまう！それだけは嫌だ。だ、誰か
sha「俺でよければペアになろうか？」
いつの間にか肩に手を置かれていて、声のする方へ顔を振り返るとそこには笑顔を浮かべたシャオロンさん。いや、私の救世主が立っていた。
『私なんかで良ければ是非』
今日の授業では二人三脚でリレーをするらしい。
シャオロンさんには申し訳ないけど私は負けず嫌いなのでもちろん1位を取りにいきたい。
ちなみに私たちは3レーンのアンカーらしい。
「じゃあ行くぞー。よーいスタート！」
先生の合図とともに皆がいっせいに走り出す。
男子と女子の体格差で皆あまり上手く進めて居ないらしい。
なるほど、男女でペアを組ませたのはこのためか。
『あのシャオロンさん』
sha「ん？どしたん」
『無茶を前提で言います』
sha「おんええよ」
『……私、1位取りたいです』
現在の3レーンは2位。
私は運動事に関しては絶対に手を抜きたくない。小さい頃から運動にだけ謎のプライドを持っていた。
無茶を言ってるのは分かってる。けどそれでも運動では誰にも負けたくない。
sha「なんやそんなことか」
『え？』
sha「そんなもんこのシャオロン様にかかれば余裕で取ったるわ！」
むしろ俺に置いてかれないようにしてな？とシャオロンさんは告げる。どうやら彼も足には自信があるそうだ。
『あ、ありがとうございます』
sha「お礼は1位を取ってからな？
次、俺らの番やで」
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へぽ - 遅れましたが、完結おめでうごさいます！ (2023年4月26日 2時) (
レス) @page44 id: a13e5d0e47 (このIDを非表示/違反報告)
突然すみませんね、 - 完結おめでとうございます！この話学パロですよ。タグ変える事おすすめします、 (2023年3月22日 21時) (レス) id: 4475659f7a (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 完結おめでとうございます！夢主ちゃんがカッコ良すぎて泣きました 素晴らしい作品をありがとうございました！ (2023年1月16日 21時) (レス) @page44 id: c719696936 (このIDを非表示/違反報告)
りぃる(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高でした！2周目読んできます！ (2023年1月16日 19時) (レス) @page44 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 完結おめでとうございます！！正直この後の皆が気になるところですがそれにしても私の心はこのお話で満たされました！！ありがとうございました！ (2023年1月15日 12時) (レス) @page44 id: d286af4d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作成日時：2023年1月3日 23時
