27.言い方気をつけて ページ27
今この人彼女になれって言った？
生徒会長の口から予想外の言葉を聞き絶句する。それは隣にいるゆあも同じことだったらしい。
この人は生徒会長という権力があれば何をしてもいいとでも思っているのだろうか。
ut「ちょグルちゃん言い方！語弊があるって！」
生徒会長の隣に居る鬱さんがなんだか慌てた様子で彼の先程の発言を訂正する。
『…正式な彼女じゃなくてあくまで彼女のフリ、ですか』
「えぇ…彼女のフリかぁ」
そんなの私に出来るかなと不安げな表情を浮かべる彼女。
安心してゆあ、私も不安だから。
話を聞けば、チーノくんとショッピが勤めているバイト先の先輩が2人に執拗に言い寄ってくるらしく、
それにうんざりしていた2人が適当に"彼女がいるので。"と言いあしらったらその彼女を連れてこいと言われてしまったらしい。
なんとも馬鹿な話だ。
shp「こんなん頼めるの先輩たちしか居ないんすよ」
ci「可愛い後輩の頼みだと思って！ね？」
「う…えっと…」
まあ流石にこのまま無視して帰るのも可哀想だし、特に断る理由もないから私はこの頼み受ける気だけど。
『別にいいですよ』
ゆあがどうするかはわかんないけどね。
「Aちゃん……。っ分かった！Aちゃんがやるなら私もやる！」
覚悟を決めたのか2人に向かって小さくお辞儀をする。
ところで
ut「ところでさ、どっちがどっちの彼女役するん？」
セリフ取らないで鬱さん。
いやでもほんとにその通り。
ci「そんなもんゆあ先輩が俺ですよね」
shp「おいチーノ勝手に決めんなや」
ci「こういうのは早いもん勝ちなんやで」
目の前で繰り広げられるなんとも失礼すぎる会話。
そして部屋の奥では二人の会話を聞いて羨ましいのか顔を顰めているロボロさん達。
最近思うけどここの人たちみんなゆあのこと大好き過ぎない？
そんななんとも異様な光景を眺めていると後ろからゆあに服を引っ張られる。
どうしたんだと彼女の方へ顔を向けると、私の耳へ顔を近づけコソッと
「今度2人でお泊まり会しない？」
と呟かれた。
私は子供のようにキラキラと期待の眼差しを向けるゆあの頭を撫で、いいよ。と答えてあげた。
あと結局私はショッピの相手役をやることになったらしい。
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へぽ - 遅れましたが、完結おめでうごさいます！ (2023年4月26日 2時) (
レス) @page44 id: a13e5d0e47 (このIDを非表示/違反報告)
突然すみませんね、 - 完結おめでとうございます！この話学パロですよ。タグ変える事おすすめします、 (2023年3月22日 21時) (レス) id: 4475659f7a (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 完結おめでとうございます！夢主ちゃんがカッコ良すぎて泣きました 素晴らしい作品をありがとうございました！ (2023年1月16日 21時) (レス) @page44 id: c719696936 (このIDを非表示/違反報告)
りぃる(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高でした！2周目読んできます！ (2023年1月16日 19時) (レス) @page44 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 完結おめでとうございます！！正直この後の皆が気になるところですがそれにしても私の心はこのお話で満たされました！！ありがとうございました！ (2023年1月15日 12時) (レス) @page44 id: d286af4d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作成日時：2023年1月3日 23時
